あいさつ
東北大学病院てんかんセンターは平成27年12月に誕生しました。これまでも当院では複数の診療科でてんかん患者さんを診療してきましたが、厚生労働省が平成27年度に開始した「てんかん地域診療連携整備事業」において、当院が拠点として指定されたことを受けてセンター化された組織です。
てんかんは脳の局所的な異常興奮を本態とする「てんかん発作」を繰り返す慢性疾患であり、乳児から高齢者まで何歳からでも発症し、有病率は約1%と高く我が国には約100万人の患者がいると推定される疾患です。てんかんでは発作以外にも原因疾患やてんかん性活動による慢性病態を合併していることが多く、また病名への偏見や蔑視、差別という社会的問題も少なくありません。当センターでは多くの診療科が連携して医学的問題を解決することはもちろん、多職種連携により患者さんや家族を心理社会面から支援することも活動の重要事項であると認識しています。また数多くの患者さんにベストの人生を送っていただくためには、専門病院のみならず、非専門医やかかりつけ医、さまざまな社会資源との連携も重要です。まさに連携あってのセンターであり、紹介・逆紹介の診療連携はもちろんのこと、あらゆるメディアや機会を利用してのアウトリーチ活動も活発に展開していく方針です。
運営委員会構成
委員長/センター長
中里 信和 教授(てんかん科)
委員
遠藤 英徳 教授(脳神経外科)
青木 正志 教授(脳神経内科)
菊池 敦生 教授(小児科)
富田 博秋 教授(精神科)
高瀬 圭 教授(放射線診断科)
三木 俊 部門長(生理検査センター)
浦山 美輪 部長(看護部)
神 一敬 准教授(てんかん科)
小川 舞美 公認心理師(てんかん科)
末永 洋子 課長(地域医療連携課)
根本 直美 ソーシャルワーカー(地域医療連携センター)
本庄谷 奈央 ソーシャルワーカー(地域医療連携センター)
関連リンク
てんかん科
神経内科
小児科
脳神経外科
高次脳機能障害科
放射線診断科
生理検査センター
看護部
地域医療連携センター
東北大学大学院 医学系研究科・医学部 動画配信サイト ラジオ「知って安心、てんかん」アーカイブ
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