あいさつ
東北大学病院嚥下治療センターは、2019年7月1日付けで開設された新しい部門です。ここでは歯科、リハビリテーション部門、耳鼻咽喉・頭頸部外科など、嚥下(えんげ)障害に関わる多くの診療科、多職種のメンバーが共同して検査と治療を担当しています。
当病院が全国でも少ない専門性の高い歯科診療科と歯学部を有する強みを活かし、① 食物を噛むことやのどに送ることを診る歯科、② のどでむせないように飲み込むところを診る耳鼻咽喉・頭頸部外科、③ 口・のど・呼吸・体全体の訓練により嚥下の回復をはかるリハビリテーション部門を中心に、患者さんの「飲む、食べる」ための体のはたらきを最大限に活用し、安全に早期に食事が再開できることに努めています。
超高齢社会になり、口から食べることの困難な患者さんや、誤嚥(ごえん)による肺炎を繰り返す患者さんが増加しています。また東北大学病院では重症患者さんの救命治療や手術が多く行われることから、嚥下の検査や治療が必要な患者さんが多く入院されています。
当センターでは、このような嚥下障害をもつ患者さんならびに嚥下のはたらきが低下している患者さんを対象に、入院ならびに外来において診療を行っています。
さらに、安全に食べることを続けるために必要な治療を行う現場は療養施設や在宅であり、地域の病院、診療所、施設の先生方との連携を深めて、患者さんの治療に貢献してまいりたく存じます。患者さんのご紹介ならびに治療後の連携の機会をいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
嚥下治療センター便り
- 嚥下治療センター便りNo.6 2023年度 第3回 研修会のお知らせ
- 嚥下治療センター便りNo.5 2023年度 第2回 研修会のお知らせ
- 嚥下治療センター便りNo.4 入院時嚥下スクリーニングのお願い
- 嚥下治療センター便りNo.3 研修会のお知らせ
- 嚥下治療センター便りNo.2 嚥下スクリーニング検査について
- 嚥下治療センター便りNo.1 嚥下治療センター始まりました!
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