部長あいさつ
部長 藤巻 慎一
診療技術部は、平成15年(2003)の医科歯科統合を機に、平成16年(2004)2月に発足しました。発足当初は検査部門、放射線部門、臨床工学部門、リハビリテーション部門、歯科技術部門の5部門でしたが、平成18年(2006)に栄養管理部門、平成24年(2012)に生理検査部門、更に令和4(2022)4月からはソーシャルワーク部門が新たに設立され、現在では8部門から組織されています。職種としては、臨床検査技師、衛生検査技師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、臨床心理士、臨床工学士、歯科技工士、 歯科衛生士、管理栄養士、社会福祉士の13種類の国家資格者が所属し、職員数も当初の170余名から現在では330余名となっています。
これまで13種類の職種は各部門に分かれて業務を行ってきましたが、診療技術部として一つの部になって、職種間の相互理解に努めてきました。お互いの違いを認識し、職種間の医療技術を共有できたことで、そこから相互の理解、協力が深まり、新たなパワーや価値が生まれました。それぞれの職種の強みを発揮して、有機的で戦略的な組織を作り上げることによって、診断と治療に必要不可欠な高度先進医療にかなった生体情報や医療指導を臨床側へ提供することができると考えます。「患者さんのため」を主体的に考える医療人の育成、自分たちの持つリソースを最大限に発揮できる環境整備及び各職種の業務特性に基づいた効果的な医療安全管理体制の実現を目指します。
診療技術部の使命は、自らの技術と知識を医師や看護師を通して患者さんへ提供し、その結果として社会に価値を提供することと考えます。その運営方針は、1.診療ニーズにあった医療技術の提供、2.安全・安心な診療支援体制の整備、3.チーム医療および部門連携の推進、4.優れた医療・組織人の育成、5.業務管理、人員配置の適正化、6.職場環境の整備が掲げています。
以上のように、私ども「診療技術部」は13種類の医療専門職種の光を融合し、東北大学病院の目指す「患者さんに優しい医療と先進医療との調和」に向けて、「一人でも多くの患者さんの為になる医療技術の提供」へ挑戦しつづけるメディカルスタッフの集合体です。
関連記事
- 2022.12.01
- 診療技術部 藤巻 慎一部長(検査部 臨床検査技師長)が緒方富雄賞を受賞しました
- 2022.10.26
- 令和4年度第8回東北大学病院がんセミナー開催のお知らせ(11/17開催)
- 2022.04.28
- 第20回緩和ケア地域連携カンファレンス開催のお知らせ(6/2開催)
- 2022.03.25
- 病院長賞表彰式を執り行いました
- 2021.11.08
- iNDEX|技術革新が進む歯科技工、これまでの経験を生かし新たな挑戦も