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東北大学病院

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整形外科

対象疾患と診療内容

各診療グループの対象疾患と診療内容

肩グループ

対象疾患:若年者では反復性肩関節脱臼や投球障害肩などのスポーツ障害、中高年者では腱板断裂や関節拘縮などの変性疾患
検査:身体所見に基づいて超音波検査、高分解能MRI、3次元CTなどの各種画像診断を組み合わせて行い、関節内の病変を的確に診断します。
治療:手術侵襲を最小限に抑え、できるだけ早期にスポーツ活動や職場に復帰していただくために、積極的に関節鏡視下手術を行っています。

腫瘍グループ

対象疾患:骨や軟部組織に発生した良性・悪性腫瘍および腫瘍類似疾患
検査:画像診断(X線,CT, MRI等)を行います。必要に応じて血液検査を行います。病理組織診断が必要な場合は、外来または入院の上、生検(組織採取検査)を行います。病理部、放射線科とチームを組んで診断を行っています。
治療:腫瘍のできる場所、性状は千差万別です。個々の症例に応じて適切な治療法を選択していく必要があります。悪性腫瘍の場合は化学療法および放射線療法を必要とする場合があります。患肢温存手術を積極的に行っています。

脊椎グループ

対象疾患:頚部脊髄症や腰部脊柱管狭窄症から、椎間板ヘルニア、外傷による脊椎脊髄損傷、脊髄周辺の腫瘍、背骨をおかす脊椎腫瘍、高齢者の脊椎圧迫骨折後の遅発性麻痺など、脊椎脊髄疾患全般
検査:詳しい神経学的診察とレントゲンやMRI、各種造影検査により診断を行っています。
治療:脊髄を含む神経の圧迫病変や腫瘍に対して積極的に手術治療を行っています。頚部脊髄症に対して国分名誉教授が考案した前方除圧固定術は内外で評価の高い優れた術式です。また、腰椎後弯症や脊椎圧迫骨折後の遅発性麻痺、脊髄係留症候群には、脊柱短縮骨切り術を行い良好な成績が得られています。内視鏡下手術などの患者さんの負担が少ない治療法も積極的に行っています。

リウマチグループ

対象疾患:関節リウマチ、強直性脊椎炎・乾癬性関節炎・腸炎関連関節炎などの脊椎関節炎、SAPHO症候群など
検査:血液検査、レントゲン検査、エコー検査、CT、MRI、骨シンチグラフィー、PETなどの画像検査を行います。
治療:抗リウマチ薬と、最新の生物学的製剤やJAK阻害剤などを用いて関節炎の治療を行います。外科的治療としては、リウマチで変形し疼痛の強い関節に、人工関節置換術、関節形成術、関節固定術を行います。手の伸筋腱断裂に対しては、腱再建を行います。

骨代謝グループ

対象疾患:骨粗鬆症、骨代謝性疾患
検査:レントゲン写真による診断に加え、血液、尿検査による骨代謝マーカーの計測、全身の計測が可能なDEXA装置による骨密度の測定を行っています。仙台市の骨粗鬆症2次検診施設となっています。
治療:最新の骨粗鬆症診断ガイドラインに沿って治療を行っています。

膝関節グループ

対象疾患:変形性膝関節症、大腿骨顆部骨壊死症、前十字靭帯損傷、複合靱帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨脱臼など
検査:問診、身体所見の診察に加え、レントゲン画像、CT、MRIなどの画像検査を行います。
治療:運動療法や投薬による適切な保存療法を提供します。また、保存療法で改善がみられない場合、変形疾患に対しては、人工膝関節置換術(全置換術、単顆置換術)、膝周囲骨切り術など、靱帯や半月板などの損傷に対しては、関節鏡を用いた手術療法を、患者様の膝の状態に応じて行っています。

スポーツ・足グループ

対象疾患:投球障害肩・肘、腰椎分離症、股関節インピンジメント症候群、オスグッド病などの成長障害、足関節靱帯損傷など、年代、競技種目/レベルを問わず対応いたします。
検査:痛みのある部位だけではなく、痛みの原因となる動作や身体機能を、問診や徒手検査から詳細に評価します。レントゲン、MRIなど従来の検査に加え、超音波による検査・治療も行っています。
治療:上記に代表される疾患は、何らかの運動機能障害の「結果」であることが多く、治療や再発予防には「原因」となる不良動作や機能を改善することが大切です。適切な運動療法をリハビリテーション部と連携して行っていきます。

小児・股関節グループ

対象疾患:小児は先天性股関節脱臼など、成人は変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死症、臼蓋形成不全症など
検査:レントゲン検査、CT、MRIなどの画像検査を行います。
治療:変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死症に対して各種の大腿骨骨切り術や骨盤骨切り術、人工股関節置換術を行っています。また股関節唇損傷やfemoroacetabular impingementに対して股関節鏡下手術をおこなっております。当科では東北大学倫理委員会の審査を経て、院内ボーンバンク(骨の銀行)を開設、整備し、広範に骨欠損がある患者さんに対しても様々な手術が行えるよう準備しています。

診療の特色

骨粗鬆症の診断に有用な全身型骨密度測定器を設備しており、骨粗鬆症の2次検診機関となっております。

全身型骨密度測定器

年間症例数(手術患者数)

(2022年度)

膝グループ 158人
腫瘍グループ 115人
股関節グループ 108人
リウマチグループ 19人

新患、新入院患者数(2022年度)

新患数 1,830人
新入院患者数 603人

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