文字サイズ

カラー設定

職員専用ページ職員専用ページ

東北大学病院

お問い合わせはこちら
(平日 8:30~17:15)
TEL 022-717-7000
診療時間
平日 8:30~17:15 開門時間 8:00
診療受付 8:30~11:00
再診受付機8:00~17:15
休診日
土・日・祝・年末年始(12/29~1/3)
TEL 022-717-7000
時間外・休診日
022-717-7024
交通アクセス 交通アクセス
アクセスアクセス
TUHメールマガジン みんなのみらい基金ご寄附のお願い

薬剤部

病棟 - 外来 -
外来受付 - 独自webサイト 東北大学病院 薬剤部
対象疾患 -

部長あいさつ

部長 眞野 成康

薬剤部は、薬に関するあらゆる業務を行うことにより、患者さんに適切で安全な薬物療法を受けていただくことを目標に支援しております。処方せんを受付けて調剤する部門、注射薬を無菌的に混合調製する部門、薬に関する様々な情報を収集し提供する部門、薬の血中濃度を測定し適切な投与量を設定する部門、新薬や医療機器を開発するための臨床試験に携わる部門、薬と病気に関連する臨床研究を行っている部門などがあり、それぞれの部門が診療科等と連携し、一人ひとりの患者さんに合わせた薬物療法の推進に努めています。

また、入院患者さんが持参した薬を含む入院中に使用する全てのおくすりの確認と、入院中の薬の効果、副作用の有無の予測、薬の飲み合わせのチェック、検査値からの副作用のチェック等を行い、説明を行っています。退院時には患者さんの薬の情報を記載した説明書をお渡ししながら、服薬説明も行っております。

さらに、臨床研究推進センターや、化学療法センター、ICT(院内感染対策チーム)、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケアチームなど、多職種が協働して行う治療の現場に薬剤師を派遣し、医師・看護師等とともに、専門性を生かした業務を行っています。

「顔の見える薬剤師」をモットーに薬の専門家集団を目指しています。

部長 眞野 成康

部の特色

調剤

薬剤師は医師が処方した処方箋に記載されたおくすりの量や使い方が適切であるか、また、おくすりの飲み合わせ(相互作用)等に不都合がないかを確認して調剤しています。現在は、患者さん一人ひとりの2ヶ月間の薬歴を作成し、様々なチェックを行っています。注射薬の場合には、混合しても問題ないか、投与量・投与間隔が適切かなどの確認も行います。

薬品管理・薬品選定

医薬品の購入、在庫管理、品質管理等を行い、円滑に医薬品が供給されるよう対応してしいます。また、医薬品の情報収集や取りまとめなどを行った上で、院内スタッフとともに新しい医薬品の採用や使用されていない医薬品の削除にあたっています。

薬品調製

無菌操作の技術とクリーンな設備を用いて、患者さんの高カロリー輸液や抗がん剤の調製を行っています、また、市販されていないおくすり(院内製剤)の調製を行っています。

薬品情報管理

医薬品の安全性や適正使用に関しての情報を収集・分析し、情報を提供しています。病院内外の医師、看護師、患者さんからの問い合わせにも対応しています。また、病院内の薬剤情報システムのメンテナンスも行っています。院内製剤や適応外使用などの未承認等医薬品の適正使用にも貢献しています。

病棟薬剤業務と服薬指導(薬剤管理指導)

各病棟において、薬剤師は入院患者さんが持参したおくすりを含む入院中に使用する全てのおくすりを確認します。また、薬歴を確認し、相互作用や重複投与などをチェックしています。さらに、入院患者さんへおくすりの正しい服用方法や効果、副作用等を説明し、面談を通して副作用、アレルギー等のチェックも行っています。退院時には、患者さんのおくすりに関連する情報をおくすり手帳に記載することにより、保険薬局等との連携を図り、患者さんがより安全に適切な治療を受けられるよう、チームの一員として活動しています。

がん化学療法への関わり

外来化学療法センターや病棟では、様々ながん化学療法が行われており、薬剤師は、院内で使用されるプロトコール(投与計画)の審査、管理に携わっています。また、抗がん剤の処方が、院内で決められたプロトコールに基づいて正しく処方されているかどうかの確認を行い、混合業務も行っています。混合件数は年々増加しており、今後、さらなる化学療法全般への関わりが薬剤師に期待されています。化学療法センターにおける外来がん化学療法における副作用などの確認や保険薬局との情報連携にも力を入れています。

院内感染対策チーム(ICT)への参加

医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師などから構成されるICTの一員として活動しています。週1回の院内ラウンドでは、注射薬調製環境や消毒薬の使用状況・管理状況などを確認し、安全な医療の提供に貢献しています。

抗菌薬適正使用支援チーム(AST)への参加

医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師などから構成されるASTの一員として活動しています。薬剤師は、治療効果の向上、副作用防止、耐性菌出現のリスク軽減を行うため、抗菌薬の適正使用支援に貢献しています。

栄養サポートチーム(NST)への参加

医師・薬剤師・看護師・栄養士などから構成されるNSTの一員として活動しています。薬剤師として薬という観点から、患者さんの栄養状態を把握し、患者さん個々に応じた栄養と薬剤の使用に関する提案や改善を行うことが重要な役割となっています。また、経口摂取が困難な患者に対する簡易懸濁法や経管投与法などの普及活動も行っています。

緩和ケアチームへの参加

医師・薬剤師・看護師・栄養士などから構成される緩和ケアチームの一員として活動しています。薬剤師として薬という観点から、個々の患者さんやその家族に対し、がんなどの病気や治療に伴う痛みや息苦しさなどのからだの症状や不安・抑うつなどの気持ちのつらさなど、苦痛を和らげるために、活動を行っています。

治験薬管理とCRC

治験とは、新しいおくすりの候補を国(厚生労働省)におくすりとして認められるため、患者さんのご理解とご協力をいただいて、安全性と有効性を確認する試験のことです。その治験が適切かつ安全に行われるように治験薬の管理、治験関係資料の管理を行っています。また、患者さんが安心して治験に参加できるように、治験コーディネーター(CRC)が治験の進行をサポートしています。

他医療機関との連携

トレーシングレポートを使った保険薬局との連携を進めています。各機関からアドヒアランスや副作用に関する情報などを受け付けた上で情報を適切に拾い上げて当院スタッフへフィードバックしています。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)

適用量と中毒量が近いおくすりや個人差の大きいおくすりについて、患者さんの血液中の薬物濃度を測定しています。この測定された値を解析し、個々の患者さんに対し適切な薬物治療の提案を行っています。

試験研究

新しい医薬品では、薬物の血液中濃度と有効性や安全性との関連が十分明らかになっていないことがあります。こうした課題を解決するために、現在一般的には臨床で測定されていない薬物の血液中濃度の測定等の試験研究を行っています。

PET(陽電子放射断層撮影法)検査への関わり

院内で合成したPET検査薬の品質をチェックしています。

学生教育

医学部・薬学部学生や大学院生の実務実習を行っております。また、他の医療機関の薬剤師の研修生の教育も行っています。学部生、大学院生の研究指導なども行っております。

リンク

厚生労働省ホームページ

医薬品医療機器総合機構ホームページ

日本病院薬剤師会

日本薬剤師会

宮城県病院薬剤師会

宮城県薬剤師会

関連記事

pageTop