病棟 | - | 外来 | 外来診療棟C 4F |
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外来受付 | Tel : 022-717-8426 | 独自webサイト | - |
対象疾患 | 歯牙欠損部位への歯科インプラント治療/歯科インプラント周囲炎 |
センター長あいさつ
平成25年4月1日に「東北大学病院歯科インプラントセンター」が開設されて以来、東北地方のインプラント診療・研修・臨床研究の拠点として全力で取り組んでおります。
歯科インプラント治療とは、歯の欠損に対してインプラント体(人工歯根)を用いて口腔組織に支持を求め、これに支持された上部構造を用いて、咀嚼と審美性の回復を図る治療法です。インプラント治療を行うと、ブリッジや部分入れ歯と違い、残存歯に負担をかけることなく自分の歯のように噛め、アンカーとして利用すれば入れ歯の安定を図ることができます。
歯が失われると「噛む・食べる」という大切な機能と楽しみが損なわれます。歯科インプラントは「入れ歯」に代わって「噛む・食べる」機能を回復し、患者さんの健康で活力ある長寿社会の実現に貢献するものであり、今後、ますます普及していくものと思われます。また、加齢によりどうしても歯の数は減少傾向にありますが、同時に全身疾患などをお持ちの患者さんも増えますので、より高度な集学的治療を必要とするインプラント患者さんの割合も増加します。しかし、インプラント治療は皆様が慣れ親しんできた治療法ではないため、その安全性・信頼性に不安を持ち、その選択に対して二の足を踏んでいる方も多いかと思われます。確かにインプラント治療は、自費診療で高額な料金が発生することも多く、患者の皆さんが受け入れがたい結果(早期脱落、知覚麻痺など)となる可能性も存在します。また、当初成功していても、しっかりとしたお手入れを継続しないと、後々トラブル(インプラント周囲の炎症、被せ物の破折など)に巻き込まれることもあります。
このような状況下において、当院歯科インプラントセンターの使命は安全で安心かつ先進的なインプラント診療の提供にあります。患者様の不安を取り払い、信頼される歯科インプラント診療を行うために、大学病院にあるインプラント治療に関わる複数の診療科ならびに部門の連携を強化し、効率的かつ安全で高度なインプラント治療が行える診療体制の確立を図っています。さらには、インプラント治療の教育、地域支援および研究にも尽力しています。
歯科インプラントは、適切な診断のもと確実な治療を行えば、そのメリットはとても大きなものです。歯を失ってお困りの方、歯科インプラントに興味がある皆様の受診をお待ちしております。
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