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総合外科 上部消化管・血管グループ

科長あいさつ

教授 亀井 尚

移植・再建・内視鏡外科はその前身である東北大学第2外科の時代から常に治療学の先駆者として、当時は未知の領域であった脳神経外科、心臓血管外科、小児外科領域の開拓を行い、それぞれが独自に発展を遂げる基礎を築いてきました。平成11年からは移植/再建/内視鏡外科と乳腺内分泌外科の両診療科に分かれましたが、現在でも両者は連携をとり、有機的協力関係を続けています。

当診療科は臓器移植、食道外科、大血管外科など、比較的大きな外科手術を扱う診療科であり、外科侵襲学、代謝栄養学を含め、派生する研究課題も多岐に亘っています。問題解決に当たっては教室の特徴である「進取」の精神が受け継がれており、新しい技術や考え方を積極的に取り入れ、その成果が高度先進医療として認められた治療法も多くあります。

臓器移植の分野では腎移植を開始した1970年代から常にわが国のオピニオンリーダーでありますが、近年は生体肝移植を中心に症例数、成績の向上が著しく、日常的な医療として定着しつつあります。また、次世代の医療として異種移植、細胞・組織移植、再生医療の研究も臨床応用を目指して展開しています。

外科腫瘍学の分野では食道癌、肝癌、甲状腺癌を中心に、EBMに基づく合理的な治療の開発を目指してきました。また、内視鏡手術の領域では、食道癌に対する胸腔鏡下食道切除術の臨床応用を世界に先駆けて行ったほか、放射線化学療法との併用で術後のQOLや治療成績の向上を目指す治療を行ってきました。さらに肺気腫に対する容量減少手術等、従来は内科的疾患と考えられてきた領域への外科的治療の試みを積極的に行い、新しい外科の可能性を追求しています。

血管外科学に関しては腹部大動脈瘤をはじめとして多くの手術が安全に行えるようになっています。動脈瘤進展機序の解明と治療法の開発、より侵襲の少ない治療法の研究を行っています。また、血管外科で蓄積された手技や考え方は他領域の手術にも積極的に利用され、手術適応の拡大に寄与しています。

より多くの難治性疾患に対し、外科的手段を中心とした治療法を持って、ひとりでも多くの患者さんを治したいというのが我々のスタンスといえます。今後も、幅広い視野を持って専門領域と協力し、病める人のニーズに合致した治療戦略を可能とすべく、より臨床に根ざした努力を続けていく方針です。

総合外科 独自webサイト(上部消化管・血管グループ)

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