東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

総合感染症科

科長あいさつ

科長 青柳 哲史

 平成24年に総合感染症科が東北大学病院に設置されました。平成31年4月から科長を拝命しました青柳哲史です。
 公衆衛生の普及や優れた抗微生物薬の登場などにより一見制圧できたかに見えた感染症は再び私たちの前に大きな脅威として蘇ってきています。近くに目を向けても、MRSAや多剤耐性緑膿菌・多剤耐性アシネトバクターなど薬剤耐性菌による病院内および市中感染事例があります。さらに、21世紀に入り世界的なアウトブレイクへと発展したSARS感染症、2009パンデミックインフルエンザ感染症、さらに記憶に新しいエボラウイルス感染症など、さまざまな新興・再興感染症が次々と出現しております。東北大学病院は我が国屈指の規模を誇り、さまざまな先端・先進医療に取り組んでいる一大拠点病院でありますが、宿主要因の多様化に加え、感染症の“グローバル化”、“ボーダーレス化”により感染症の原因となる微生物が多様化し、日常診療のなかで、いかに感染症をマネジメントすることができるかが大きな課題となります。
 これまで総合感染症科では、感染管理室と協力し感染症診療、感染制御、感染症実地疫学などに関する専門的資格を有するスタッフが、感染症の診断・治療・予防に関する総合的マネジメント業務を行ってまいりました。平成30年には、宮城県における第一種感染症指定医療機関として、エボラウイルス感染症などにも対応可能な第一種病室を東北大学病院内に2床設けました。
 外来・入院診療としてHIV感染症など性感染症、抗酸菌感染症、寄生虫感染症、渡航者感染症など専門家が不足している領域における感染症診療はもとより、各科横断的に、感染症診断へのサポート、抗微生物薬の選択や投与に関するアドバイス、コンサルテーションをおこなっております。また、原因がはっきりしない発熱の診断・治療に関しても対応しております。
 感染症は、微生物が人から人あるいは物から人に伝播するという特徴があるため、個人や病棟・医療施設を超えて、地域全体に感染症が伝播蔓延・拡大し、危機的な状況を引き起こす可能性があります。そのため、総合感染症科では、東北大学病院における感染症の総合的マネジメント業務を実践するとともに、地域の医療施設における感染症診療・感染症対策にも協力支援も行ってまいりました。
 感染症マネジメントは今や医療施設におけるトップリスクマネジメントです。今後、東北大学病院の医療の質の向上はもちろんのこと、我が国の感染症・感染制御分野をリードする総合的な感染症診療体制を築き上げていきたいと思っております。引き続き、感染症診療・感染制御へのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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