研究
歯科顎口腔外科 疾患制御グループ 科長の杉浦 剛教授らの論文がJournal of Personalized Medicine (MDPI)に掲載されました
2026.02.13
お知らせ
口腔扁平上皮がん(注1)は、早期発見および早期治療が重要な疾患ですが、現在の標準的な診断法は生検を含む侵襲的手技に依存しており、非侵襲的かつ高い信頼性を有するバイオマーカーの確立が求められています。
東北大学大学院歯学研究科顎顔面口腔腫瘍外科学分野のArbi Wijaya大学院生、杉浦 剛教授、東北大学病院歯科顎口腔外科の東 友太郎医員らの研究チームは、口腔扁平上皮がん検出におけるmiRNA(注2)バイオマーカーの診断性能を評価するため、体系的レビューおよびメタ解析を実施しました。
その結果、3種類の生体液の中では血清由来miRNAが最も高い統合診断性能を示したものの、生体液の種類は全体的な診断精度に有意な影響を及ぼさないことを明らかにしました。これらの結果は、臨床的に有用なmiRNAが、生体液の種類に依存せず安定して検出可能であることを示唆しています。
本研究成果は、2026年1月16日にJournal of Personalized Medicine(MDPI)に掲載されました。
【用語説明】
注1.口腔扁平上皮がん(Oral Squamous Cell Carcinoma:OSCC):口腔粘膜の扁平上皮細胞から発生する悪性腫瘍で、口腔がんの中で最も頻度が高い。舌、歯肉、口底、頬粘膜などに発生し、早期診断が予後改善に重要である。
注2.microRNA(miRNA):microRNA は遺伝子発現を制御する短鎖非コードRNA であり、がんを含む多くの疾患で発現異常が報告されている。血液、唾液などの体液から安定して検出可能であることから、非侵襲的バイオマーカーとして注目されている。
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