あいさつ
東北大学病院では、病気のこどもたちのためには、こどもたちにとってもっとも快適な、そして、ご家族にも安心できる環境で診療を行うべきであるとの考えから、2009年に小児医療センターを開設いたしました。
当センターは、病棟5階フロアに位置し、西側(小児内科系)と東側(主として外科系)で運用されており、小児科や小児外科などの小児専門の診療科とこどもたちの診療を行うその他の診療科が協力して診療に当たっています。センター内東西二か所にはプレイルームが設置され、保育士が小さなこどもたちの保育を担当しております。免疫力が低下したこども達が生活するクリーン・エリアやクリーン個室も完備しています。センター内に、小・中学校の院内分校が設置され、こどもたちの教育環境の整備と、病気を克服するための意欲を育てることに大きな役割を果たしています。
AYA世代と呼ばれる思春期以降の患者さんに対しても、成人診療科との連携により最適な診療を提供しています。AYA世代の患者さんが利用するAYAルームが設置されており、高等学校の遠隔授業、勉強や読書が自由に行えるようになっています。さらに、こころのケアのため臨床心理士を含む多職種スタッフによる支援体制がとられていることも当センターの特徴のひとつです。
熱意と愛情にあふれる小児専門のスタッフが、それぞれの患者さんにとってもっとも適切な診療を提供できるような体制を整えておりますので、どうぞ安心してご利用下さい。
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