病棟 | - | 外来 | 東病棟 17F |
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外来受付 | - | 独自webサイト | 東北大学病院 リハビリテーション部 |
対象疾患 | - |
あいさつ
リハビリテーション部は2006年9月に新東病棟17階に移転して、仙台市を一望できるすばらしい環境で診療を開始いたしました。スタッフは、理学療法士24名、作業療法士7名、言語聴覚士6名です。私たちは、リハビリテーション科医師の処方に基づき、 障害をもった対象者の機能回復や能力向上を図り、社会復帰のお手伝いをしております。理学療法部門では、主に移動能力や体力の向上を、作業療法部門では日常生活活動の改善や環境調整のアドバイスを、言語療法部門ではコミュニケーション能力や摂食嚥下機能の改善を行っております。
部の特色
理学療法部門
理学療法では、理学的手段を用いて機能回復や症状の改善を図ります。治療手段には、① 運動療法、② 物理療法、③ 水治療、④ 機械療法などが挙げられます。① 運動療法は、柔軟性の改善や筋力強化に代表されるような基礎体力の向上、姿勢保持やバランスの改善、移動能力の向上、協調性の改善などを目的にしています。② 物理療法では、電気刺激や温熱刺激を利用して、主に疼痛や異常感覚を緩和します。③ 水治療では、浮力や水流刺激を利用して運動を行います。④ 機械療法では、自転車、牽引装置、傾斜台など、機械の力源やシステムを利用した運動を行っています。
作業療法部門
作業療法では、身体または精神に障害がある方、またはそれが予測される方に対して、その主体的な活動の獲得を図るため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて、治療・指導・援助を行います。
作業療法の実施領域は、① 身体障害の作業療法、② 発達障害の作業療法、③ 精神障害の作業療法、④ 老年期障害の作業療法の4分野に分類されます。当部門では① の身体障害の作業療法を中心とし、発達障害、老年期障害にも関わっています。
言語聴覚療法部門
言語聴覚療法部門では、次のような患者さんの評価や訓練を行っています。(1)失語症(2)運動障害性構音障害(3)摂食・嚥下障害(4)高次脳機能障害(5)人工内耳(6)言語発達障害(6)小児器質性、機能性構音障害
失語症や構音障害、聴覚障害など、「ことば」を用いたコミュニケーション障害をお持ちの患者さんは、外見上はその障害が分かりにくいことが多いのですが、その一方でちょっとした会話にも不自由されています。また、摂食・嚥下機能障害をお持ちの患者さんは、「食べる」という、毎日の生活の中では自然な、または楽しみな行動が制限されています。
当部門では、患者さんの機能状態を専門的な視点から評価、分析するとともに、患者さんのお話しを時間をかけて伺うことを心がけています。
対象
骨・関節系の障害、神経系の障害、内部系の障害、発達障害、精神機能の障害などが原因で、運動機能に問題を生じたケースが対象となります。
対象疾患
身体障害、高次脳機能障害、発達障害を伴う疾患や、脳卒中、頚髄・脊髄損傷、頭部外傷、四肢の外傷、変性疾患、腫瘍、呼吸・循環器疾患、低出生体重児、遺伝性疾患などです。
実施内容
当部門の実施内容としては、次のような内容が挙げられます。
評価(身体機能、高次脳機能、日常生活動作、家事動作、職業活動などにつき評価をいたします)
- 身体の機能訓練
- 食事、更衣、排泄、入浴などの日常生活活動訓練
- 炊事、洗濯、掃除などの家事動作訓練
- 利き手交換
- スプリント(手の装具)の制作・適合
- 自助具の考案、作製
- 介護者の指導
- 家屋改造への助言、指導
- 社会的サービス利用への助言
- 家庭での訓練の助言、指導
- 社会復帰への助言、指導
関連リンク
からだの教室 第8回「部活で役立つトレーニング術〜身体を知って強くなる!〜」
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