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研究

新型コロナウイルスワクチンによる抗体産生 〜東北メディカル・メガバンク機構コホート調査約3千人の調査より〜

2022.02.09  プレスリリース

東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は、2013年より長期健康調査を開始し、2021年7月より3回目の追跡調査(詳細三次調査*3)を実施しています。この調査の項目の一つとして新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗体検査を実施しています。
今回、詳細三次調査開始から11月までの調査結果を解析したところ、新型コロナウイルスワクチンを2回接種することにより、十分に抗体量が上昇することが示唆されました。ワクチン接種から一定期間が過ぎると、抗体陽性率*4は維持されているものの、抗体量が減少傾向にあり、2回目接種から3ヶ月経過あたりで、抗体量はおよそ半分になっていました。また、飲酒、喫煙、加齢、性別が抗体量に関連していました。
この調査で使用した検査では、抗体量の増加がワクチンによるものか感染によるものかはわかりません。しかし、ワクチンの接種回数と抗体量との関係を、数千人規模の一般住民に対して調べた日本で唯一の調査であり、今後の新型コロナウイルス対策の立案に貢献するものと考えます。今後も長期にわたり調査を行い、結果を詳細に解析することで、ワクチンの効果や持続性についてさらに明らかにできると考えます。

 

*3 詳細三次調査:2021年7月より開始した長期健康調査の3回目の詳しい調査。東北大学が実施する調査では主に宮城県に在住の、地域住民コホート調査5万人、三世代コホート調査7万人が対象となっている。
参考:https://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/45067

*4 抗体陽性率:新型コロナワクチン投与による新型コロナウイルスに対する抗体の保有者と非保有者の比率のこと。今回の調査では暫定的に「抗体量≧0.8U/ml」を陽性としており、ここで言う抗体保有者が感染しないということではない。

 

プレスリリース資料(PDF)

 

【問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
コホート事業部長
栗山 進一(くりやま しんいち)
電話番号:022-717-8104

 

●取材に関すること
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
広報・企画部門
長神 風二(ながみ ふうじ)
電話番号:022-717-7908
ファクス:022-717-7923
Eメール:pr*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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