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研究

アミノ酸バランスの乱れた食事が脂肪肝を悪化させる – 脂肪肝に関与する遊離アミノ酸不均衡と酸化ストレス応答の関係を解明 –

2021.03.23  プレスリリース

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、アルコールを多量に摂取しないにも関わらず脂肪肝を生じる慢性肝疾患です。肥満人口の増加に伴い全世界的に急増しており、日本の成人の有病率も約30%程度とされています。NAFLDの一部は肝硬変・肝癌発症の原因となるため、病態の解明と治療薬の開発が急務となっています。

東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の佐野晃俊大学院生、嘉数英二助教、正宗淳教授らの研究グループは、腸から肝臓に流入する門脈血内の遊離アミノ酸と脂肪肝の関係を解析し、脂肪肝モデルマウスでは空腹時門脈血中の遊離アミノ酸のバランスが乱れており、2つのアミノ酸(メチオニンおよびチロシン)の低下が肝細胞の脂肪毒性に対する酸化ストレス応答を妨げ、脂質放出を抑制することを明らかにしました。本研究の結果から、遊離アミノ酸代謝や酸化ストレス応答機構が非アルコール性脂肪性肝疾患の新たな治療ターゲットとなることが期待されます。

本研究成果は、2021年3月16日 HEPATOLOGY誌に掲載されました。

 

プレスリリース資料(PDF) 

 

【問い合わせ先】
●研究に関すること

東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野

助教 嘉数 英二(かかず えいじ)

佐野 晃俊(さの あきとし)

電話番号:022-717-7171

Eメール:eiji.kakazu.c4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

akitoshi.s.1129*gmail.com(*を@に置き換えてください)

 

●取材に関すること
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室

東北大学病院広報室
TEL:022-717-7149
FAX:022-717-8931
Eメール:press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

 

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