平成25年11月8日（金）に総合防災訓練を実施しました。今回の訓練は、平日午後、仙台市内直下・長町−利府断層を震源とする震度６強の地震発生、院内の人的被害・火災発生無し、建物・設備に軽微な被害があるという想定で行いました。

発災直後、院内各部門の被害状況を迅速かつ的確に把握できるよう下瀬川徹病院長を本部長として災害対策本部を立ち上げ、情報収集体制のシミュレーションを行いました。また、大地震によって多数発生する傷病者への対応訓練として、ムラージュ（特殊メイク）を施した医学部学生が扮する模擬患者に医師や看護師がトリアージを行った後、重症度、治療優先度別に処置を行いました。

訓練には医師・歯科医師、看護師、医療技術職員、事務職員、医学部学生等、約300名が参加、病院一丸となった実際の災害時さながらの実践的な訓練となりました。訓練後の講評では、各担当エリアから出された反省点を全体で共有し災害対策への理解を深めました。当院では、今回の訓練で洗い出された課題の改善を図るとともに、更なる災害対応力の強化に向けた取り組みを進めていきます。

災害対策本部の立ち上げ
左から下瀬川病院長（本部長）、笹野総括副病院長（本部長補佐）、久志本高度救命救急センター長（災害ゼネラルマネージャー）

災害対策本部の様子

トリアージの様子

救急患者の搬入

患者への処置の様子1

患者への処置の様子2

訓練後の講評