
お知らせ
個別化医療センターを設置-患者さん ひとりひとりに合わせた医療の提供へ-
2018.04.24
ゲノムやタンパク質などのオミックス※1解析情報や診療情報を活用し、患者さん一人ひとりに最適な治療を提案する個別化医療を推進するため、平成29年4月1日、院内に個別化医療センター(石岡千加史センター長)を設置しました。まずはゲノム医療、特にがんをターゲットに疾患バイオバンクを設立し、がんクリニカル・シーケンス検査を開始しています。本センターの設置により、がんゲノム医療を推進するとともに、疾患バイオバンクを活用してさらなるオミックス研究を進め、将来的にはがん以外の疾患をも含めて、オミックス情報を基とした治療の最適化、発症の予防につなげ、人に優しい個別化医療を実現します。
さらに平成30年2月16日、本院は厚生労働省の「がんゲノム医療中核拠点病院」に指定されました。全国で11拠点ある医療施設のうちの1つです。個別化医療センターを中心とし、世界に先駆けたゲノムコホート研究※2の基盤を有する東北メディカル・メガバンク機構や、最新医学知識と基礎医学研究の基盤を有する医学系研究科等と密接に連携し、がんのゲノム・オミックス解析基盤を強化するとともに、産官学連携でAIやITを駆使してゲノム・臨床情報を統合解析し、新しい診断技術を開発します。また、臨床研究中核病院として、先進医療や医師主導治験の実績などの特徴を活かし、患者さんに最先端のがんゲノム医療を提供することで、東北地方の中核病院としてがんゲノム医療の推進を図ります。
関連リンク:個別化医療センター
pageTop