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東北大学病院

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造血器病理学共同研究部門

あいさつ

教授 一迫 玲

一言で表現すると、「悪性リンパ腫疑い症例の病理診断とその研究に極めて特化した活動をしている
部門」です。
背景としてはまず、1989年11月、国内で初めて、リンパ腫診断の精度向上を目指して病理組織学的観察・フローサイトメトリー・染色体分析・遺伝子解析からなる統合診断システム(READsystem =登録、観察/解析、記載という4つの要素からなる)を創始・構築しました。次いで1999年4月に広域
性と継続性を確保した上でREADsystemを社会実装化した後、2013年1月からはより本格的な全国展開を図り、そして2021年9月にはwhole slide image(バーチャルスライド)機能も搭載して一応の完成型に至りました。現在、READsystemの登録病院は北海道から沖縄まで225施設(含・大学20校=全体の24%)で、その取扱い検体数は年間5,500例程度(全国における年間のリンパ腫疑い生検数の約12%)です。それらの診断に携わっている病理医は30施設・30数名であり、最近は若手病理医の自発的な参画が相次ぎ、次世代以降への継承も進んでいます。そしてそれを更に促進すべく、2023年4月からは若手の病理医を対象とした「READsystemリンパ腫診断医・体験研修」も開始しました。
一方、2008年10月からはそのREADsystemを基盤として、当院血液内科及び公益財団法人(下記リンク参照)との協同で「宮城県におけるリンパ球系腫瘍症例の年次・長期的な予後追跡による疫学的調査研究(MIYAGI study)」を推進しています。それによって種々の研究成果を残すとともに、将来的にはこの領域で本邦初となる「創薬事業やAI研究等にも応用可能なビッグデータの形成」を目指しています。今後も上記のような“リンパ腫学”を対外的に広く展開していく所存です。

リンク

公益財団法人 一迫記念READ血液アカデミー

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