東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

口腔機能回復科

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【病棟】東病棟 10F 【外来】外来診療棟C 5F 【外来受付電話番号】022-717-8397

科長あいさつ

 口のはたらきには、栄養の源である食べ物を体内に取り込んだり、食べ物の味や食感を味わったり、言葉を発したり表情を現して他者とのコミュニケーションの具に用いるなど、われわれが健康で質の高い生活を営むうえで欠くことのできない機能が数多く含まれます。口のはたらきが低下したり、障害を受けると、健康が損なわれ、生活の質の低下を来しかねないのは、このためです。

 口のはたらきの低下や障害は、歯を失うなど歯や口の構造の変化によっても生じますが、下顎や舌などを動かす運動機能、食べ物の味・食感や温度、食べ物を噛む力などを感知する感覚機能、唾液分泌などの自律機能のいずれかが低下したり、障害されても生じます。口のはたらきを維持、回復するには、その背景や原因を正しく診断することが何より重要です。

 当診療科は、歯や口の健康を起点として健康や生活の質を維持、向上させてゆけるよう、口のはたらきの維持、向上に向けた治療を行います。なかでも代表的な機能障害である顎関節症については、近年、国内外で相次いで定められた新しい診断基準や病態分類に従い、最新の科学的根拠に基づいた治療を行います。

科長 服部 佳功

対象疾患と診療内容

顎関節症治療

 現在、顎関節症患者は益々増加する傾向にあり、“虫歯”や“歯周病”に次ぐ「歯科医療における第三の疾患」として認識されています。事実、多くの患者さんが

 ① 顎関節や咀嚼筋の疼痛(顎の関節や筋肉が痛む)
 ② 関節雑音(口の開け閉めに伴って関節から音が出る)
 ③ 開口障害もしくは顎運動異常(口を大きく開けることができない。もしくは、真っ直ぐ開けられない)

などの症状によって本治療室を受診されています。
 上記の症状のうち、少なくとも一つ以上を有する場合に顎関節症と診断されます。しかし、この顎関節症のもう一つの大きな特徴として、それら症状よりも、食事、会話、歌うことなどの口の機能が低下することで、生活の質(Quality of Life)に大きな影響を及ぼすという点が挙げられます。

 顎関節症はわずかな咬み合わせの不良が原因となっていることが多いことから、当治療室では数十ミクロンの咬み合わせの異常を検出する機器や咬み合わせを正しく調整する技術を用いて、顎関節症を専門的に治療いたしております。
 当科における顎関節症の治療には、精密な咬み合わせの検査の上、その咬み合わせの調整ならびにスプリントの装着といった保存的な術式を用いております。

診療の特色

特殊な医療機器

 当治療室では下記の検査機器を用いて、患者さんご自身も気づかないようなわずかな噛み合わせの不良や顎の動きの不良を検出し、診断と治療に役立てております。

噛み合わせ診断装置(バイオジョーズ):
筋肉の活動を表す筋電図を利用し、噛み合わせを正しい位置にコントロールして噛み合わせの診断を行います。
噛み合わせ計測装置(アナバイター):
噛み合わせの強さや面積とバランスを測定します。
咬合力測定装置(オクルーザー):
噛み合わせの力の分布やバランスを測定します。
顎運動測定装置:
口を開け閉めするときの顎や関節の動きを測定します。

年間新患数

(2006年度)

延べ外来患者数 10,102名
月間患者数 750~800名/月

診療科より皆さまへ

 顎関節症は、その症状の継続期間、程度、病態などによって積極的な治療の必要性の大小が異なります。また、自己判断ではその有無さえも困難な場合があります。前述の顎関節症の症状をお持ちで日常生活に障害をお感じの方、ならびにその経過に心配がおありの方は、かかりつけ歯科医院に相談、もしくは当院に一度来院なさってみてはいかがでしょうか。

 当分野が担当する高齢者歯科学では、口や顎の器官にみられる、分子レベルから個体レベルまでの加齢現象の様相を学習し、さらに歯を失うことによる種々の機能障害ならびに歯や口の健康と全身の健康との関係について学びます。臨床的には、歯を失ったことによる機能障害を回復すること、および慢性疾患を抱える高齢者の歯や口の疾患を予防し、安全で効率的なヘルスケアを供給することを目的とした高度な知識と技法の習得を行います。
ご意見、ご質問、ご要望がありましたらいつでもご連絡ください。

リンク

 本治療室は下記の学会により研修機関として認定されています。