東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

咬合回復科

診療の特色

 歯の抜け方は人によって様々です。例えば、歯が一本だけ抜けてしまった場合(一歯欠損)から、歯が一本しか残っていないような場合(一歯残存)といったようにその組み合わせは多様です。従ってその欠損様式によって一番良い治療法を選択しなければなりません。部分義歯(部分入れ歯)による治療法は、その全てに対して適応することが出来ます。
 また、上下顎に自分の歯があっても互いに咬み合わないような症例(すれ違い咬合)は、一般に難症例と言われています。当科ではこのような症例に対してもその専門性を生かし、適切な治療を行っております。

 

対象疾患と診療内容

歯を失った患者さんを対象に、形態を再建し、
口の機能を回復する補綴歯科専門治療を行います。

 むし歯の進行や外傷で欠けた歯、神経を抜いた歯、形の異常や軽度な位置の異常をもつ歯に対して、金属製、セラミックス製の冠やブリッジなどの人工的な修復物(歯科補綴装置)を装着することにより形態を再建し、咀嚼、発音、嚥下などの口の機能の回復ならびに保全を図ります。
 歯を失った患者さんに対しては、固定製や取り外し式の入れ歯(義歯)や歯科インプラントなどの手法による歯科補綴装置を装着し、咀嚼、発音、嚥下などの機能の回復と顔貌の回復をはかるための専門治療を行います。
 さらに、睡眠時のいびき(いびき症)や、いびきといびきの間に息がとまってしまう(睡眠時無呼吸症)患者さんに対して、内科や耳鼻咽喉科の専門医と連携を図りながら、マウスピースのような特殊な装置を用いての治療を行っております。

かぶせ物(クラウン・ブリッジ)による治療
  • 冠(クラウン)
    虫歯の進行や歯の破折などに対して、欠損部分を金属、レジン(プラスチック)、陶材(セラミック)などの人工修復物(歯科補綴装置)を装着することにより、機能ならびに「見た目」を回復させます。
  • 橋義歯(ブリッジ)
    歯が無くなってしまった部分に対して、隣在する歯を土台(支台)として歯科補綴装置を橋のように架けて治療する方法です。義歯という名前が付いていますが、入れ歯のように取り外すことは出来ません。
部分義歯(部分入れ歯)治療

 むし歯や歯周病などが原因で、部分的に歯を失った場合の治療です。1~2本の歯が無くなった場合、ブリッジによる治療の方が違和感も少なく、また見た目も自然ですが、ブリッジの支えになる歯が丈夫でなかったり、失った歯の本数が多い場合には部分入れ歯による治療が適応になります。総入れ歯との一番の違いは、入れ歯がはずれないように残っている自分の歯に維持をもとめるための金属製の支台装置と呼ばれる部分が付いているところです。
 部分義歯はその作り方やデザインあるいは材質によって装着感の良し悪しが大きく異なります。患者さんにとって最適な部分義歯を作製いたします。

インプラント治療

 部分的に歯を失った場合、顎の骨にチタンなどの金属で出来た歯の根の代わりをする物(人工歯根)を植え付け、その上に人工の歯を装着する治療方法です。かつては部分入れ歯を入れる以外に治療法がなかったような症例でもインプラント治療を行うことにより差し歯同じような違和感の少ない治療成果が得られます。診断科・口腔外科・歯周病科などと連携し、手術、人工歯装着、メインテナンスまでの一連の治療をサポートいたします。
 インプラント治療が出来るかどうかは患者さんの顎の骨の状態、あるいは全身の健康状態と深く関連しておりますので、担当医とよくご相談ください。

歯周補綴治療

 歯周病(歯ソーノーロー)に冒されると、歯が動揺したり痛みを感じたりしてよく噛めなくなります。このような場合では、人工歯によって噛み合わせを変えたり歯の動きを止めることが必要となり、この専門治療を行います。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)やいびき症の治療

 一般的にOSASの治療には、CPAPと呼ばれる鼻マスクを通して空気を持続的に送る装置を使用する方法や扁桃腺や軟口蓋の肥大した部分を外科的に切除する方法、また顎や舌を前に出すよう調節したマウスピースを用いる歯科的な方法が主に挙げられます。
 当科では、マウスピースを用いた歯科的な治療について専門に行っております。マウスピースを用いた治療は、CPAPと比べ治療効果は低いとされますが、装置が小型で装着が簡単なことや違和感が少ないと言われています。主に軽症から中等度のOSASに対し適応とされ、重症のOSASに対しては適応でないとされていますが、マウスピースの治療効果は人により異なりますので軽症でも効果がない人や重症でも効果が大きい人もいますので、重症の人に試行する場合もあります。
 マウスピースは、歯を固定源にするため歯の少ない人や歯科治療の必要な歯が多数ある人、進行した歯周病の人、また顎関節症の人には適さないとされておりますが、当科ではそういった人にもそれらの治療を含めて、なるべく対応できるようにしております。
 なお、保険診療にてマウスピースの治療を行う場合、医科医療機関での診断・紹介状が必要となります。またマウスピース装着後、治療の効果をみるための検査が必要となります。

年間症例数

(平成27年度)

外来患者総数(延べ数) 12,661人
新患受け入れ数 227人
ユニット1台当たり患者数 132人/月

リンク

社団法人日本歯科補綴歯科学会