栄養管理システムフロー
栄養管理システムフローに
添った入院から退院までの
栄養ケアの紹介
(入院時に特別な栄養管理が
必要とされた患者さんの場合)
栄養スクリーニング
当院では、身体計測結果と生化学検査(CONUT値)を用いて入院時の栄養スクリーニングを行っています。
【身体計測】
体重は栄養状態をみる時にもっともわかりやすい指標です。入院後に身長・体重を計測します。どのくらいの期間でどの程度の体重変化があるかがとても重要です。 当院では電子カルテ上に入力された身長・体重・年齢・性別・生活活動強度(看護度)から必要エネルギー量を算定し、病名から該当食種が絞られその中から食種選択ができるようにしています。
【CONUT値】
CONUT値(CONtrolling NUTritional status)とは、アルブミン、末梢血総リンパ球数、総コレステロ-ルの測定値をスコア化して、算出した値(CONUT 値)で栄養状態を評価する方法です。
CONUT値は、蛋白代謝、免疫能、脂質代謝という3つの指標を反映した値であり、栄養評価における臨床検査値からのアプローチとして有用性が高いと言われており、当院で栄養評価の指標として使用してます。
栄養管理計画書
特別な栄養管理が必要な場合の
栄養ケアについて
特別な栄養管理が必要とされた患者さんには、栄養管理計画書に基づいて栄養介入が開始され、栄養状態を定期的に記録しています。
【NST(栄養サポートチーム)】
※NSTに関しての詳細は、NSTの項目をご覧ください。
【栄養相談(指導)】
※ 栄養管理室で行う栄養ケアの詳細は、栄養ケアの実際の項目をご覧ください。
- 栄養状態を定期的に評価し、退院まで必要に応じて栄養管理計画を見直しながら特別な栄養管理の必要なしとなるまで介入していきます。
- 退院となった場合にも引き続き栄養状態の経過を見ていくことができます。詳細は、栄養ケアの実際の項目をご覧ください。
- 入院時の栄養スクリーニングにおいて、特別な栄養管理の必要なしとされた患者さんにおいても入院中に再評価を行い、
特別な栄養管理の必要ありとなった場合には栄養管理システムフローに沿って栄養ケアが行われます。