東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

乳腺・内分泌外科

対象疾患と診療内容

乳腺疾患(乳腺悪性および良性腫瘍、乳腺炎、乳腺膿瘍など)

 日本では乳がんが急増し、女性のがんの中で最も多くなっています。増加の原因はいろいろ考えられますが、近年の少子化に伴う女性ホルモン環境の変化に拠るところが大きいといえます。そのことが閉経前40歳代に乳がんのピークを認める理由です。50歳以上でも乳がんは増加しています。社会でも、家庭でも最も頼りにされる年代の女性を乳がんから救うための対策が急がれます。乳がんの診断及び治療法に関しては、日本乳癌学会が「患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2016年版」を刊行しています。乳がん患者さんやそのご家族さまを対象に作成されたガイドライン(科学的根拠に基づいた乳癌診療ガイドライン)の解説書です(リンク参照)。
 乳房には乳がんの他にも、葉状腫瘍(良性〜悪性)、線維腺腫、乳頭腫、嚢胞などの良性腫瘤や、乳腺炎などの炎症性疾患、乳腺症などの様々な疾患が存在します。

甲状腺、上皮小体疾患(甲状腺悪性および良性疾患、甲状腺機能亢進症、機能低下症、上皮小体腫瘍、原発性および続発性機能亢進症など)

 甲状腺疾患は、腫瘍性疾患を中心に治療しております。甲状腺腫瘍の多くは手術の必要のないものです。これらを適切に評価し、治療法を選択するようにしています。甲状腺癌では、手術療法のみならず、放射線科と協力し、残存甲状腺切除後に高線量シンチグラフィと内部照射も行っています。また、他院で手術された方の再発腫瘍に対しても積極的に治療をしています。
 上皮小体(副甲状腺)疾患は、副甲状腺機能亢進症を中心に診療、治療しています。

副腎腫瘍(悪性および良性腫瘍、褐色細胞腫など)

 褐色細胞腫などの副腎腫瘍で、内視鏡的な手術では切除困難と判断されるもの(大血管などに浸潤がおよぶ可能性の高いものや、肝臓や膵臓に手をつけなければ摘出できないと判断されるようなもの)を中心に治療をしています。

診療の特色

 宮城県のみならず東北地方での乳腺・甲状腺検診を大規模に行い、疾患の早期発見に努め、検診体制から精密診断、手術、化学療法、内分泌療法、放射線療法を含めた集学的治療法に関して常に改善を試みています。特にマンモグラフィによる乳癌検診や、乳房温存療法等の研究は全国へ展開・普及し、標準的診断・治療として、わが国をリードしているといっても過言ではありません。

 東北大学病院は日本乳癌学会の施設認定を、スタッフは同学会専門医または認定医を取得しており、乳がんの早期診断から治療まで幅広く、しかも専門的視点から診療を行っています。乳がんの診断には、エコー下針生検などで必ず組織診断を着けることを原則としており、非触知乳癌に関しては、マンモトームを活用して早期乳癌の診断をしています。21世紀になり「乳がんになっても乳房を残すのが当たり前」と云われる時代になり、乳房MRI・CTによる画像評価や術前化学療法の導入により、乳房温存療法を積極的に取り入れています。乳がん患者の死亡率減少を目的に、手術、術前・術後化学療法、内分泌療法および放射線療法を組み合わせた集学的な治療で、一人ひとりの病気の進行度や細胞の特性に応じた「きめ細かな、優しい医療」を心がけています。

 甲状腺に関しては、日本だけでなく、ヨード欠乏地域として中国青山地区、チベットでの甲状腺検診、さらにビキニ環礁での水爆実験による放射線被爆で、甲状腺癌などの疾患がどのように増えたかという観点での調査を兼ねた甲状腺検診も行っています。

年間症例数

■年間症例数

(2016年)

乳腺疾患 外来新患 747名
外来再来 9,450名
乳がん手術(初発)   171名
  乳房温存手術 119名
乳房全摘手術 52名
甲状腺、上皮小体疾患 外来新患 284名
甲状腺手術   83名
  甲状腺がん(初発+再発) 50名
良性疾患 18名
副甲状腺手術   13名

リンク

厚生労働省

日本対がん協会

日本乳癌学会