東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

総合地域医療教育支援部

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【外来】外来診療棟A 2F 【外来受付電話番号】022-717-7736

部長あいさつ

医療の地域偏在・診療科偏在の解消による
地域医療の充実に向けて

東日本大震災への対応から地域医療体制の調整へ

  私は、本学を平成元年に卒業後、第二外科(現先進外科)に入局し、平成14年より赴任していた石巻赤十字病院勤務中に発生した東日本大震災では、私は宮城県災害医療コーディネーターとして、石巻医療圏の医療救護活動の統括をいたしました。全国からのべ955に上る支援救護チームを統括し、最大328か所の避難所をカバーしながら、のべ53,696名の被災者の方々を診療しました。
石巻の医療救護活動が一段落したのち、何とか被災地の医療復興の力になれないものかと考えておりましたところ、東北大学病院で総合診療部を改編して発足した総合地域医療教育支援部教授の任に平成24年10月からあたらせていただくことになりました。

総合地域医療教育支援部のミッション

  東日本大震災により東北地区は人的損失・消耗が加速しているため、地域で医療を行ってきた医療人の流失を防ぐだけでなく、新たな人材の育成と東北地方以外のからの医療人のリクルートを積極的に行い、かつこれらの医療人に対してキャリア形成支援をしながら効率的に医療機関に配置する新たな地域医療体制の構築が必要です。このため、2013年1月1日、東北大学医学部グループ(大学院医学系研究科、医学部、東北メディカル・メガバンク機構)の地域医療に関する事案を統括する組織として、東北大学病院内に「地域医療復興センター」が設置されました。東北地方の地域医療充実、地域医療を担う人材育成のための卒前卒後教育、さらには今後の大災害への地域としての対応体制の整備などがその目的です。まさに地域医療充実に向けての大学あげての体制が発足したと言えます。この地域医療復興センターの取り組みついての実務調整を行う部署として、総合地域医療教育支援部が発足しました。具体的には、以下のように体制整備を進めていきたいと思います。

継続可能な地域医療体制とは、医師の「犠牲心」に頼らない、医師が納得するような仕組みであると考えます。従って医師のキャリア形成・継続可能な地域医療体制を構築することが必須です。当面は東北メディカル・メガバンク機構等の地域医療支援事業や宮城県内に7か所ある急患センター支援調整などの地域医療支援の調整を行いながら、長期的には宮城県のみならず東北医科薬科大学とも連携し、これらの条件を満たし、地域の医療偏在の解消と地域全体の医療レベルの底上げができるようなシステムの構築をして参ります。それと同時に、地域医療構想に対応し、地域包括ケア調整をできるような総合診療医の養成もしていきたいと考えております。さらに漢方内科も所掌し、漢方内科診療を行うとともに、漢方内科関連の臨床研究を推進しつつ、リサーチマインドを持った漢方内科医の育成を進めています(詳しくは「漢方内科」のページをご覧ください)。
災害対応体制整備に関しては、2015年1月1日、本院内に「災害対応マネジメントセンター」が設置され、その中の「災害コーディネート部門」担当しています。これは宮城県と大学が一体となって災害コーディネート機能を整備していくとともに、各種災害関連研修会を実施し、人材育成に努めるとともに、宮城県及び政府と連携しながら、災害時の通信体制整備の在り方、情報通信技術を利用した地域間連携体制、情報セキュリティなどについて整備をすすめております。よろしくご指導ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

  また、総合診療外来(下記)を行い、病状から受診すべき診療科がわからない患者さんの対応をさせていただいております。同時にこのような診療体制を通じて医学部医学科学生の診療技能実習も行っています。どうぞよろしくお願いいたします。

教授 石井 正

対象疾患と診療内容

  当院は50を越える診療科があり、それぞれ高度で専門的な医療を行っています。しかし、患者さんによっては、特定の診療科を決めることが困難な場合が多くあります。総合診療外来は、そのような患者さんのお手伝いをしています。

診療の特色

  まずは、患者さんのお話を聞かせていただくことからスタートし、患者さんとのコミュニケーションを通して、患者さんが困っていることを理解しながら、身体の診察、さらには必要に応じて検査をさせていただき、適切と考えられる診療科へご紹介をしています。なかには、当外来で問題が解決する患者さんもいらっしゃいます。
  また、高度で専門的な医療が必要でない患者さんもいらっしゃいます。そのような場合には、お近くの医療機関へご紹介させていただくこともあります。

学生の臨床教育

 患者さんとのコミュニケーションは、診療の基本です。そこで、当外来では、1年間を通して、医学部の5年生、6年生の臨床教育を行っています。最初に、実習の学生がお話を聞かせていただきます。その後、指導医とともに身体の診察などを行います。多少お時間はおとりしますが、丁寧にお話を聞かせていただきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

研修医の臨床研修

  どの診療科に相談したらよいかわからない患者さんのお手伝いをすることは、医師としてのコミュニケーション、身体の診察、診断の能力を磨くよい機会となります。当外来では、卒後1年、2年の研修医の臨床研修も行っております。指導医の指導のもとで、意欲に満ちた若手医師が熱心に診療をしています。

診療科より皆さまへ

 当外来は外来診療のみで、継続診療、入院診療は行っていません。当院における専門の診療科への振り分けが中心の外来です。また、他の診療科に当日必ず紹介できるとは限りませんので、ご承知ください。
 現在、検査や治療を受けている方は、是非ともその医療機関からの紹介状をお持ちになって受診していただくようお願いいたします。
 ご不明な点などございましたら、お電話で結構ですので、当外来までご相談いただければ幸いです。