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東北大学病院

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遺伝子診療部

あいさつ

部長 青木 洋子

平成27年3月に、待望の全科横断的な遺伝子診療部が東北大学病院に開設されました。これからはこれまで以上に院内さまざまな診療科の先生方と連携して、より高度で専門的な遺伝医療・遺伝カウンセリングを実践していくことを目指します。昨今は次世代シークエンサーを用いた全ゲノム解析が研究レベルで行われるようになり、個人のゲノム情報から病気のかかりやすさなどを明らかにしようとする研究も進んできています。またアンジェリーナ・ジョリーの報道で有名になった遺伝性乳がん・卵巣がん症候群を含めた家族性腫瘍への対応など、遺伝子(ゲノム)診療・遺伝カウンセリングの需要は増大しています。東北大学病院は東北地方のみならず、日本の遺伝子診療施設の核として、最先端で高度な遺伝医療を実践していきます。
遺伝カウンセリング外来では遺伝性疾患を持つ患者さんやそのご家族に情報提供を行うとともに、心理・社会的な支援を行います。遺伝性疾患と診断された患者さんは、自分の病気への対応に加えて、家族への心配も同時に抱えることがあります。遺伝子診療部では、遺伝医療の専門職である臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーなども含めた人員がチームを組み、正しい病気や遺伝の知識をわかりやすくお話ししたうえで、患者さん・ご家族が直面している問題に対応できるようにサポートさせて頂きます。

業務の特色

1.各診療科における遺伝医療に対して遺伝子診療部がサポートを行いながら、外来で遺伝カウンセリングを提供します。

東北大学病院は東北地方の中核病院として、さまざまな遺伝性疾患に対応しております。各診療科に受診された患者さんの遺伝子診療について、遺伝子診療部で相談に応じサポートします。必要があれば院内外来や病棟に医師・認定遺伝カウンセラーを派遣し、これまでの病歴や家族歴をお聞きし、遺伝カウンセリングの予約をお取りします。
遺伝カウンセリング外来では遺伝性疾患を持つ患者さんやそのご家族に、病気の症状・原因や、家族に及ぼす影響、遺伝子診断のメリット・デメリットなどについて、ゆっくり時間を取ってお話しさせていただくとともに心理・社会的な支援を行います。そのうえで遺伝子診断などのご希望があれば、検査を行うためのサポートを行います。

2.高いチーム力によって、遺伝子診療部の業務を実施します。

遺伝子診療部の業務は、診療科の枠を超えた組織で対応します。複数の部署に所属する医師と、専任の認定遺伝カウンセラーの他、看護師や医療ソーシャルワーカーと連携して業務にあたります。

3.次世代の遺伝医療を担う遺伝子診療専門医やメディカルスタッフを養成し、東北地方における遺伝子診療ネットワーク構築に貢献します。

これからの医療は遺伝子のみならずゲノム全体に対する診療も必要になってきます。先進的な遺伝医療に対応可能な医師・認定遺伝カウンセラー・メディカルスタッフを養成します。東北大学病院は臨床遺伝専門医養成のための臨床遺伝専門医認定研修施設の一つです。また、東北大学医学系研究科では、平成25年から認定遺伝カウンセラー養成のための修士課程も開講しています。遺伝子診療部が中心となって、遺伝子診療検討会・シンポジウムやセミナーを開催し、最新の遺伝子診療の知識や遺伝カウンセリングに対する理解を深めます。
現在、医学系研究科で次世代シークエンサーを用いたゲノム解析・遺伝子発現・エピゲノムに関する最先端の研究が行なわれております。東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)では世界でも有数のゲノムコホート研究が進行中です。遺伝子診療部では学内の各施設・地域の関連病院、東北地方の各大学の遺伝子診療施設との連携を行い、新しい遺伝診療ネットワークを構築していくことに貢献します。

担当医師

スタッフ

リンク

遺伝科

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