東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

病理部

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部長あいさつ

 病理部は、患者さんから採取された組織や細胞について、顕微鏡標本を作成し診断を行う部門です。 顕微鏡観察によって病気の種類を決定するほか、その進行度合いの判断、あるいは治療方法選択の情報提供などを行っています。顕微鏡診断(病理診断)の対象となるのは生検標本、手術標本、細胞診標本などです。 病理診断にはある程度日数を要しますが、術中にどうしても判断が必要な場合15分程度での診断も可能です(術中迅速病理診断)。

 さらに、お亡くなりになられた患者さんの死因を確認し、病気の成り立ちを解明するために、ご遺族の許可を得て病理解剖を行うこともあります。

 以上の病理診断は、各科担当医からの依頼によって、病理部に常駐する専門医師(病理専門医)が行っています。 標本作成は技師(臨床検査技師)が担当し、細胞診に関してはさらに細胞検査士の資格を持つ技師が関与します。その他、病理専門医不在の病院における手術について電話回線や衛星回線で顕微鏡を遠隔操作した術中迅速病理診断(テレパソロジー)も行っており、その件数は日本一と自負しています。 さらに日中の病理解剖や、専門性の高い病理検査などもお受けしています。

 病理部職員は直接患者さんと接する機会はありませんが、正確な病理診断を通じて患者さんが安心して医療を受けられるように努力を致しております。

部長 笹野 公伸

部の特色

東北大学病院 病理部の概要

  • 沿革
    昭和47年に、当時の国立大学病院のなかで初めて病理部が独立設置された伝統ある部門です。
  • 職員構成
    部長・副部長・医局長・助教2名のスタッフと、大学院生(他科からの受け入れ・留学生を含む)、技師11名(うち細胞検査士7名)、事務員・秘書4名、の比較的大きな部門で、いつもにぎやかに仕事をしています。
  • スタッフの特徴
    スタッフの医師はいずれも診療経験があり、臨床病理(病理診断)のエキスパートで、患者さんのための病理診断を志しています。病理・細胞診断全般に加えて、各人が複数の臓器・系統別専門分野を有しています。
  • 業務量
    平成24年の実績は:大学病院の手術・生検例9,676件、術中迅速病理診断1,024件、細胞診7,544件、病理解剖68例、電子顕微鏡検査65件、等です。また、保険診療の範囲内での免疫組織染色、がん遺伝子検査(FISH法)等も実施しています。
  • 院内カンファレンス
    病理部では、各診療科とのカンファレンスを積極的に展開しております。現在、定期的にカンファレンスを行っている主な診療科は、旧第一外科、旧第二外科、産婦人科、泌尿器科、血液病理、腎・高血圧・内分泌科、消化器内科、放射線科、脳神経外科、整形外科、呼吸器系、および各臓器移植担当科、などです。また、初期臨床研修医のCPCにも参画しています。
  • 地域医療の支援
    上記の基本業務に加えて、宮城県内を中心に、地域の医療機関における病理・細胞診検査の支援も積極的に行っております。この中には、
    a.非常勤病理医の派遣
    b.外部医療機関からの病理・細胞診検査、病理解剖の受託
    c.テレパソロジー(遠隔病理診断)
    d.地域医療機関との共同研究の推進
      があります。

     b.の「外部医療機関からの病理・細胞診検査の受託」については、平成18年4月より開始されており、大学院医学系研究科における受託診断とは独立して実施しております。特に、現病理部スタッフの専門領域における、エキスパート診断(病理コンサルテーションを含む)に力を入れております。実施に際しては事前に契約が必要です。
    病理解剖(剖検)は、土日祝日を含めて、8:30〜17:00が電話受付時間帯です(電話番号は022-717-7440または7441)。
    費用は約25万円です。なお、ご遺族からの、直接の申し込みは受付ておりません。
    以上の詳細は、病理部事務室(電話022-717-7440)までお問い合わせください。

     c.のテレパソロジーは、遠隔地にある、常勤病理医不在の病院における手術中の迅速病理診断を、顕微鏡画像の電送によって診断するものです。専用の機器を要します。現在は東北地方における5つの施設と受託契約を結んでおり、のべ1,200例を越える実績があり、その症例数は日本一です。

  • 保険診療外の病理検査・病理学的研究の支援
    現在の病理検査は、これまでに述べてきたもの以外にも、多くの手技が開発されており、その進捗はまさに日進月歩です。東北大学病院病理部では、保険診療の適応とはならない種々の病理検査法・ならびにそれらを用いた種々の学術研究に関する技術的・診断的御支援を積極的に行っております。詳細は個別に対応致しますので、お問い合わせください。そのほか、日本病理学会東北支部の事務局担当、宮城外科病理研究会の事務担当と会場提供をしております。

東北大学病院 病理部の様子(写真集)

病理検体の受付
(切り出し室)

薄切。1mmの約1/500厚の標本を作成

検査室の様子

染色(免疫組織化学)
一枚一枚丁寧に


術中迅速病理診断における
凍結切片作成

細胞検査士による
細胞診スクリーニング

ディスカッション顕微鏡を用いた病理診断。50インチプラズマディスプレイの併用は学生教育やカンファレンスで好評

テレパソロジー
(遠隔病理診断)診断


CPCカンファレンス

平成18年4月、医学部学生が基礎修練の研究成果を、日本病理学会総会において発表しました。


著書(編集)

  • 笹野 公伸、真鍋 俊明、森谷 卓也、編:臨床医・初期研修医のための病理検査室利用ガイドー病理検査の作成からCPCレポートの作成まで。文光堂、2004年。
  • 下 正宗、前田 環、村田 哲也、森谷 卓也、編:コアテキスト1 人体の構造と機能、医学書院、2003年。
  • 下 正宗、前田 環、村田 哲也、森谷 卓也、編:コアテキスト2 人体の構造と機能、医学書院、2004年。
  • 下 正宗、前田 環、村田 哲也、森谷 卓也、編:コアテキスト3 疾病の成り立ちと回復の促進2、疾病各論1 医学書院、2006年。
  • 下 正宗、前田 環、村田 哲也、森谷 卓也、編:コアテキスト4 疾病の成り立ちと回復の促進2、疾病各論2 医学書院、2006年。
  • 舟山 真人、笹野 公伸、斉藤 一之、編:病理医にも役立つ法医学入門。文光堂、2003年
  • 笹野 公伸、岡田 保明、石倉 浩、編:シンプル病理学 第4版、南江堂、2004年
  • 石倉 浩、本山 悌一、森谷 卓也、手島 伸一、編:子宮病理アトラス、文光堂、2007年

リンク

学生の方、研修医希望者、病理技師を目指している方へ
「診療のご案内」およびリンク(卒後臨床研修センター)を是非ご覧ください。