補綴歯科

2017.12.22

補綴(ほてつ)歯科とは?
補綴とは歯科医療の言葉で、歯を失った箇所を人工物で補い、食べられるようにしたり、見た目を良くしたりする治療のことを指します。

治療の種類
大きく分けると、「入れ歯」、「被せ物」、人工の歯根を顎の骨の中に埋め込む「インプラント」の3つになります。例えば、虫歯や外傷が原因で歯が欠けてしまったり失ってしまい、食べることや噛み合わせが難しい、見た目が良くないといった状態の患者さんが対象となります。「入れ歯」と聞くと高齢者を対象とした治療のイメージがありますが、比較的若い方で見た目を気にされる方への審美歯科治療も行います。

東北大学病院で受けられる最新の治療法
少し前までの被せ物には、一般的に金属(銀歯)が多く使われてきましたが、現在は白い自然色の陶材(セラミック)や樹脂素材を使います。最近では、材料の改良が進み、強度が増したことで、歯の色をした被せ物を奥歯にも使えるようになりました。さらに、コンピューターを使った設計や成形の技術も発達しており、一定の質が保たれた良い物をつくり出すことが可能になりました。

医療にまつわる素朴な疑問「教えて!hesso!」
Q.入れ歯の寿命はどれくらい?
A.入れ歯は、ピンク色の歯科用のプラスチックでできている土台部分を含めたものになります。熱い食べ物や冷たい物などを食べることで、過酷な条件にさらされて劣化していきます。また、年齢とともに顎の形も少しずつ変化するため、長期間使っていると合わなくなってしまいます。このように、材料の劣化と体の変化を考えると5年程度で作り大がかりな修理や作り替えが一般的です。

 

11月24〜30日は
医療安全推進週間
11月24〜30日は
医療安全推進週間