肢体不自由リハビリテーション

2017.11.22

対象となる患者
病気と言うよりは障害をお持ちの方が対象となりますが、原因となる主な病気は脳卒中です。脳に病気があると、言葉や嚥下(飲み込み)、認識機能にも障害をもたらしますが、特に麻痺があったり義足や義手が必要だったりなど、手足の事で困っている患者さんを診ています。その他の病気としては、脊髄損傷、脳性麻痺、神経難病、最近ではがん患者さんも多くなっていて、さまざまな患者さんが治療を受けています。

治療・リハビリの方法
生活する上でどのような事で困っているかの不自由さを評価し、今後どのように回復するかを予測します。その上で、必要な動作ができるように、運動の練習、義足・義手、装具が必要な方にはそれらを提供し、歩行、着替え、トイレ、入浴などの日常生活動作の訓練を行います。生活に必要な道具の工夫や、家屋の改造など生活環境の調整も行っています。

東北大学病院の特徴
3つの特徴があります。第一に技術はもちろん人柄も優れた療法士達があげられます。チームワークで治療にあたっています。第二に全ての疾患のリハビリテーションに精通した専門医が、患者中心医療を実践しています。第三に先端的な医療機器の開発・商品化を行い、患者さんに最短の時間でそれらを届けられる環境にあります。病院の最上階にある眺めのいい訓練室も特徴の一つです。

医療にまつわる素朴な疑問「教えて!hesso!」
Q.リハビリを支援するロボットがあるって本当?
A.リハビリテーションロボットには大きく分けて2種類あります。一つは、足が動かない方をロボットの足で歩かせてくれるなど、人間ができない動作を補助、代替してくれるものです。もう一つは回復を促進するためのものです。例えば、歩く動作ができ
るようになるために適度な介助をロボットが行い、徐々に介助を減らして患者さんが上手に歩けるようになることを目指します。

 

11月24〜30日は
医療安全推進週間
11月24〜30日は
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