リウマチ

2018.03.30

「リウマチ」はどんな病気?
全身の関節が痛くなったり、腫れたりして、最終的には骨が壊れて変形する病気です。初期の自覚症状として関節が痛いという方が多いのですが、手がこわばって動かしにくいというような症状から始まる方もいます。患者数は人口の約0.5%で、発症年齢は40代から60代が最も多く、男女比は1対4で男性よりも女性に多く発症します。

リウマチの治療法
以前から使われている抗リウマチ薬が中心です。10年ほど前から革命的な薬が出てきたこともあり、治療内容、治療方針が大きく変わりました。関節が痛い、腫れるという症状を、それまでの数倍も緩和できるようになり、日常生活で関節の痛みを感じずに過ごせる患者さんが増えました。さらに、骨が壊れるということに対して非常に有効な薬もあります。

予防法は?
原因は一つではないので確立した予防法はありませんが、明らかな悪化要因や、発症の原因になっているのはタバコです。喫煙はリウマチに非常に悪い影響を与えることが分かっています。歯周病や蓄のう症のような慢性の細菌感染症もリウマチの発症や疾患を悪化させる要因になります。精神的な負担が病気に影響を与えることが知られており、憂うつな気持ちがきっかけで発症する例もあります。

医療にまつわる素朴な疑問「教えて!hesso!」
Q.笑いが体に良いのは本当?
A.関節リウマチの場合は気分の落ち込みによって発症することがありますが、逆に、笑いや気分が明るくなることでリウマチの症状が緩和することがわかってきています。楽しいことを探してみてくださいね。

 

11月24〜30日は
医療安全推進週間
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