#2 急性・重症患者看護専門看護師

2015.01.06
  • 急性・重症患者看護専門看護師
  • 急性・重症患者看護専門看護師
    松井 憲子
    ( まつい のりこ )

今回は、認定看護師と同じく、日本看護師協会から資格認定を受けた専門看護師(※)をご紹介します。

働きながら東北大学大学院に進学し、さらに他の大学院で専門看護師に必要な単位を修得した後、試験を受けて2013年12月に資格を取得しました。5年という長い道のりでしたが、同じ部署のスタッフや病院の枠を超えて、共に学んだ多くの仲間に支えられていた5年間だったと感じています。

2014年4月からは、西7階病棟(移植・再建・内視鏡外科乳腺・内分泌外科)に勤務しています。周術期から終末期まで様々な疾患および病期の患者さまが入院しており、スタッフは日々多忙な業務に追われていますが、患者さまに必要な看護計画を立案・実践し、より質の高い看護の提供を目指しています。

今の私は、2014年3月まで勤務していた高度救命救急センターとは大きく異なる環境の中で、専門看護師として何ができるのか自問自答の日々です。専門看護師には、先見性をもった高度実践や多職種協働、看護ケアのサポートなどが求められます。突然の発病や受傷で救急搬送されてくる患者さまも、病気の診断を受け入院してくる患者さまも、不安や葛藤、希望など、さまざまな想いを心の奥深くに抱えています。患者さまやご家族に寄り添いながら、どのような状況でも、その希望を支えることを大切にしたいと思っています。今後は、患者さまの苦痛緩和、QOL(※)の維持・向上、回復促進に向けた支援、ご家族への支援、意思決定支援などについても、スタッフと共に何が最善なのかを考え実行していきたいです。

※専門看護師制度・・・日本看護協会が運営する資格認定制度。複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供し、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかることを目的としている。11の分野があり、各分野において「実践」「相談」「調整倫理調整」「教育」「研究」の6つの役割を担う。急性・重症患者看護分野の専門看護師は、緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療を提供できるよう支援する。2014年10月現在、147名の専門看護師が登録されている。(日本看護協会HPより)
※QOL(Quality of life)・・・生活の質。医療現場では、患者さまの生活機能を保ち、人間らしい生活を送ることを指す。
  • 急性・重症患者看護専門看護師
    松井 憲子 ( まつい のりこ )

    1989年より当院看護部に入職。2008年東北大学大学院医学系研究科に入学。東京医科歯科大学大学院、聖路加国際大学大学院等で急性・重症患者看護専門科目を履修。2013年に急性・重症患者看護専門看護師の資格を取得。2014年4月より西7階病棟(移植・再建・内視鏡外科乳腺・内分泌外科)を担当。