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INTERVIEW

TUHなヒトビト
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病気の診断や治療に不可欠な臨床検査技師、スキルアップのためさらなる資格取得を目指す
病気の診断や治療に不可欠な臨床検査技師、スキルアップのためさらなる資格取得を目指す
TUHなヒトビト 2022.10.20

病気の診断や治療に不可欠な臨床検査技師、スキルアップのためさらなる資格取得を目指す

生理検査センター 臨床検査技師|松本彩那

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これまでの経歴と現在の仕事内容を教えてください。

東北大学卒業後、大学院進学と同時に非常勤として東北大学病院に入職しました。卒業後は常勤として継続して勤務しています。
臨床検査技師が扱う検査は大きく2つに分けられます。1つは、患者さんから採取した血液、尿などの検体を用いて調べる検体検査、もう1つは、患者さんの体から直接情報を記録して身体の状態を調べる生理機能検査です。生理検査センターでは後者を行っています。
現在私は心電図検査・呼吸機能検査・PSG検査・耳鼻咽喉機能検査などに携わっており、生理検査センター内だけでなく、耳鼻咽喉・頭頸部外科外来や病棟へ出張して検査を行うこともあります。

PSG検査の様子

臨床検査技師を目指したきっかけは?

小さい頃から「病院で働いてみたい」というざっくりとした願望はありましたが、病院で働く職種は医師と看護師、あと何か検査をする人、という程度の印象しかありませんでした。
高校生の頃、進学先に迷っていた時に「臨床検査技師」という職業を知りました。患者さんの目に触れやすい心電図検査や採血だけでなく、微生物検査、病理検査、輸血検査など、調べていくうちにたくさんの種類があることがわかり、分野の奥深さに興味を持ち始めたことがきっかけです。

東北大学病院に入職した理由は?

大学3年生の頃に病院実習があり、さまざまな分野の実習を経て、直接患者さんとコミュニケーションをとる生理検査に従事したいと思うようになりました。東北大学病院では検査項目が多いだけでなく、生理検査センターとして独立しており、高度に専門化しているところに魅力を感じました。大学病院ならではの稀な症例の検査も経験でき、また先輩方もスペシャリストが多く、自身の成長につながっていると思います。

入り口から端まで検査室が立ち並ぶ生理検査センター

現在の仕事で大切だと思うこと、やりがいなどがあれば教えてください。

生理検査は患者さんと接するため感謝のお言葉を直接いただくことも多く、日々働いていくうえでとても活力になっています。
呼吸機能検査は患者さんの努力を必要とする検査です。技師のかけ声に合わせて患者さんが最大限息を吸ったり吐いたりする必要があるため、技師の声のかけ方や、タイミングも非常に重要になってきます。開始時はうまくいかなくとも、患者さんの様子を観察しながら一人ひとりに合わせて対応し、「あなたの声がけがよかったから前回より上手にできた」、「検査が不安だったが無事にできてよかった」などと言ってもらえた時はとても嬉しくやりがいを感じます。

これから頑張っていきたいこと、目標などはありますか?

入職してからこれまでに「日本不整脈心電学会認定心電図専門士」、「二級臨床検査士(呼吸生理学)」という資格を取得しました。臨床検査技師には他にも多くの認定資格があり、業務と並行して常に学ぶ姿勢を保ち、資格取得を目指したいと思います。
また、これから担当できる業務を増やしていくのはもちろんですが、現在担当している検査においても検査技術は日々進歩しているため、新しい知識を吸収しつつ、患者さんによりよい医療を提供できるように精進していきたいと思っています。

お休みの日にしていることや趣味はありますか?

元々旅行や食べ歩きが趣味でしたが、コロナ禍において家でできる趣味として、私の地元の伝統工芸品である「こぎん刺し」を始めました。
あと最近は、少し余裕ができたら英会話を学びたいと思っています。大学病院には外国人の患者さんが来院することも多いですし、海外旅行がまたできるようになったときのために、今のうちに身につけたいと思っています。

青森県の伝統工芸品「こぎん刺し」

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松本 彩那(まつもと あやな)

青森県出身。東北大学卒業後、2018年より生理検査センターに非常勤として勤務。2020年東北大学大学院医学系研究科保健学専攻修士課程を修了、同年より常勤として勤務。

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