東北大学病院に入職したきっかけを教えてください。
早くに父をがんで亡くしました。闘病中は東北大学病院にもお世話になり、医師や看護師、メディカルスタッフ、事務の皆さんがいつも優しく丁寧に対応してくれ、安心して治療を受けることができました。
看病を続けながら「この病院に勤務している方々はどうしてこんなに優秀なのだろう」と羨望の眼差しを向けていました。
その後、地元の病院で医療事務として勤務しましたが、東北大学病院で仕事をする憧れは消えることなく「いつかきっと絶対に働きたい !」と沸々と強く思っていました。入職できた時は天にも昇る気持ちで(笑)運命だと思いました。
医事課では現在どんなお仕事をされていますか?
医事課の仕事は、患者さんの外来・入院の会計計算や診療報酬の請求、病院運営にかかせない施設基準の届出、病院の要となる医療情報の管理など、多岐にわたります。
診療報酬は、医療行為の一つひとつを診療点数により請求するものですが、当院は診療科も多く専門性も高いため、幅広い知識を習得する必要があります。医師や看護師、メディカルスタッフに日々協力を得ながら業務を行っています。
また、当課ではこれまで再来受付機の設置や診療費の後払いシステムであるスマート会計の導入、入院患者向けのフリーwi-fiサービスの開始など、患者さんが快適に診療を受けられるよう様々な取り組みを行って来ました。現在は、以前より課題でもあった外来の待ち時間表示案内システムの構築に向け取り組んでいます。
仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
患者さんにいかに安心して医療を受けていただくかを第一に考えています。
我々医事部門は、初診から再来、検査、そして入院から退院まで、多くの部分で患者さんの診療に携わります。受診、会計、各種申請など、患者さんに不安なく手続きしていただくにはどうしたら良いかを常に最優先で考え業務を行っています。
これからの目標を教えてください。
医事課の重要な仕事の一つに診療報酬の請求があります。診療報酬は2年に1度、点数改定があり、社会情勢に合わせ多くの項目が改定されるため、いち早く情報を収集し迅速に対応しなければなりません。医師や看護師、メディカルスタッフが患者さんに提供する医療行為を正確になおかつ確実に診療点数として請求するためには、医事課職員一人ひとりが持っている知識を十分に発揮することが必要です。病院経営に貢献できるよう、課内でのコミュニケーションを大事にしながらマネジメントに力を入れていきたいと考えています。
お休みの日にしていることや趣味はありますか?
小さい頃から多くのスポーツを経験してきたため、とにかく体を動かすことが大好きです!滝汗が出る過酷な運動ほどスポ根が燃えます(笑)。
今は、休みの日にジョギングを続けています。フルマラソンは経験したことがないので、機会があればぜひチャレンジしてみたいと思っています。
また映画鑑賞も趣味の一つで、ジャンルを問わずたくさんの映画を鑑賞しています。
見ている時間はその世界に引き込まれ刺激になります。もちろんホラー映画も大好きです(笑)。