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INTERVIEW

TUHなヒトビト
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「栄養・食事」を通して患者さんの豊かな日常生活を手助け
「栄養・食事」を通して患者さんの豊かな日常生活を手助け
TUHなヒトビト 2022.04.21

「栄養・食事」を通して患者さんの豊かな日常生活を手助け

栄養管理室|渥美淑子

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管理栄養士になろうと思ったきっかけを教えてください。

小さなころから、食べることが好きだったので、自然と料理をするようになりました。高校卒業後の進路は「食」に関する仕事に就きたいと考えていました。高校の担任の先生から「管理栄養士」という資格と管理栄養士の受験資格が取得できる大学を紹介されたのがきっかけです。

東北大学病院に入職した理由は?

大学在学中に、東北大学病院で病院実習を行いました。管理栄養士は病院だけでなく県や市町村の行政、学校給食や保育所などさまざまな分野があり、卒業後の進路を迷っていましたが、病院実習中に管理栄養士がチーム医療の一員として患者さんに対応する姿を見て、私も患者さんのために何かがしたいと考えるようになりました。病院で働く中で臨床の知識を幅広く習得し、それを活かしたいと思っていたところ、東北大学病院で管理栄養士の募集があり、ご縁があって入職しました。

仕事内容を教えてください。

現在、腎疾患患者さんの栄養指導を担当しています。栄養指導は、患者さんの疾患などに合わせ、食事内容や食事量、食材の選定、調理法などの指導をします。そのほかに血液内科病棟で、主に白血病などで造血幹細胞移植を行う患者さんの栄養サポートを行っています。NST(栄養サポートチーム)の一員として、患者さんの栄養評価や食事内容の調整、栄養メニューの提案等を行っています。

どんな時にやりがいを感じますか?

ある患者さんから「食事や栄養に関して気軽に相談できてとても嬉しい。食事って毎日のことだし悩みも多いから、それを解決できるのがありがたい」という言葉をいただいたことが、心に残っています。栄養と食事はライフステージや病態に関わらず、誰にでも必要なものです。管理栄養士として、「栄養・食事」を通して豊かな日常生活への手助けができる仕事に、やりがいを感じています。

今後の目標などあれば教えてください。

数年前に腎臓病療養指導士の資格を取得しました。この資格は看護師、薬剤師、管理栄養士を対象としたものなのですが、腎疾患患者は高齢化とともに増加しており、よりよい保存期慢性腎臓病の管理には、多職種連携が欠かせないといわれています。チーム医療の一員として、管理栄養士としての専門性を活かしながら、患者さんによりよい提案をしていけるよう、学びを深めていきたいと考えています。

趣味や気分転換にしていることはありますか?

COVID-19が流行して旅行がしづらくなってから、キャンプを始めました。道の駅などで地元の新鮮な食材を購入し、開放的な空間で食事を楽しめるのが気に入っています。自宅ではついついパソコンやスマートフォンを眺めてしまいますが、外ではディスプレイを見るのがもったいないと感じられます。風を感じ焚火を見てゆっくりと過ごす時間はとても有意義です。広報誌「hesso(へっそ)」で料理レシピを担当していますが、自然の中で過ごす時間のおかげで新しいレシピを思いつくこともあります。あとは趣味といえるほどではないですが、定期的にランニングをしています。管理栄養士は健康管理を担う職業ですので、自分たち自身の健康管理の一環として始めました。COVID-19の影響でここ最近は大会には出場できていませんが、感染が落ち着いたらまたエントリーしたいと思います。

栄養管理室員で仙台ハーフマラソンに出場

 

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渥美 淑子(あつみ よしこ)

宮城県出身。大学卒業後、宮城県内病院に就職。2011年東北大学病院入職。現在は血液内科病棟と糖尿病、腎疾患、循環器疾患の栄養指導を担当。

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