慢性心不全看護認定看護師

2021.03.15

慢性心不全看護認定看護師の役割は、患者さんの心不全増悪因子の評価を行い、患者さんの特性に応じて、Quality of Lifeを高めるための療養生活を支援することです。2020年12月現在、全国で472名、そのうち宮城県では4名が活動しています。私は循環器内科病棟に勤務しており、2019年7月に認定を受けました。スタッフとともに日々の看護を提供しています。

心不全は生活習慣の改善により増悪を予防・回避することができます。しかし、食事・運動・内服・体調の把握など、患者さんは多くの管理を求められ、負担を感じる場合も少なくありません。私が心掛けているのは、こちらから改善策を一方的に提案するのではなく、患者さんが自ら取り組もうと思っていただけるように支援することです。患者さんの生活状況や思いを聞き、状況に合わせた改善策をともに考えます。

また最近では、心不全終末期の患者さんを支援する機会も増えています。アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)や苦痛の緩和など、さまざまな課題がありますが、当院の緩和ケアチームと連携しながら、最善のケアが行えるように取り組んでいます。

11月24〜30日は
医療安全推進週間
11月24〜30日は
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