精神看護専門看護師よりメンタルヘルスケアの
チェックポイントのアドバイス

2020.04.30

医療関係者の皆さまへ

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大により、先の見えない状況が続いており、心身への影響が懸念されております。
不安や恐怖などのストレスから、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったり、感情の起伏が激しくなることがあります。食欲がなくなったり、眠れなくなったりすることもあります。特別なことではなく、誰しも起こり得ることです。
特に医療関係者は、最前線に立ち、はじめは頑張れていたことが次第に自分ではどうにもできないような状態になることもあります。
今後、長期戦が予想されるため、自分自身のヘルプサインをキャッチして、対処していくことが大切です。
日常生活を大切にして、一日一日を一緒に乗り切っていきましょう。一日も早い収束を祈っております。

メンタルヘルスケアのチェックポイント

1. 自分のセルフケアをチェックしましょう。
ストレスは、特に不眠や食欲低下、意欲低下として表れることが多いです。
寝過ぎや食べ過ぎ、アルコールやカフェイン等嗜好品の取り過ぎにも注意しましょう。

2. 自分自身を労わる時間を作りましょう。
趣味に没頭すること、新しい趣味を見つけること、自分自身のための時間を大切にしましょう。適度な運動をするのも良いでしょう。

3. 人と関わる時間を持ちましょう。
実際に会うことはできなくても、電話やオンラインで家族や友人と話す時間を持つことはとても大切です。

4.必要以上に情報を集めないようにしましょう。
必要以上な情報は不安や恐怖の材料となります。得る情報は必要なものに留めましょう。

5.心身の不調を感じたら、早めに上司に報告しましょう。
「おかしいな」「いつもと違うかも」という感覚はとても大切です。
抱え込まずに、まずは相談しましょう。

11月24〜30日は
医療安全推進週間
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