東北大学病院 造血幹細胞移植推進拠点病院 image
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拠点病院として

診療実績の向上

 東北地区の同種造血幹細胞移植施設数は全国的に見て多くありません。人口当たりの骨髄移植医療機関数は全国地域別で最下位です。同種造血幹細胞移植数についても、宮城県の人口当たり移植数は全国平均ですが、東北地区で見ると人口当たりの移植患者数/移植登録者数は全国地域別で最下位です。患者在住都道府県で移植ができる割合についても、秋田、宮城県はほぼ100%ですが、東北地区全体でみると決して高くありません。移植適応移植施設数が少ないこと、人口当たりの移植数が少ないことが、東北地区の血液診療のレベルが低いことを示すわけではありません。同種造血幹細胞の適応は必ずしも確立されているわけではなく、より高齢者に、より幅広く移植することがベストではないので、移植数の多いことが移植医療レベルの高さを表しているわけではないのです。ただし、東北地区の移植数が少ないことが、血液内科医の数が少ないことによるものであるという側面があることは否めませんので、東北大学病院は移植拠点病院として積極的に移植患者の受け入れを進めていきたいと考えています。また、人的資源の不足している移植施設に人的支援を行っていきます。さらに、全国規模の臨床研究についても積極的に参加し、新たな移植医療の確立に貢献していきます。

早期採取

 非血縁骨髄移植においてコーディネート開始から移植実施までに最も日数が費やされているのが、ドナー選定から骨髄採取までの期間であることは周知の事実です。東北地区は非血縁骨髄移植において採取件数/移植件数が全ての県で100%を超えており、骨髄採取数が非血縁骨髄移植数を超過しているに状況あり、全国的に貢献していると言えます。しかしながら、採取までの期間が全国的に見て長いのも事実であり、この期間を早急に短くする必要があります。また、人口当たりのドナー数も東北地区は他地域より多く、この点を考えても採取件数の増加が必要です。東北大学病院は移植拠点病院として、積極的に人的資源の不足により採取ができない施設に、人的支援を行い採取件数の増加に努めていきます。