お知らせ
令和8年度 看護基礎研修Ⅰならびに第2回拠点病院セミナー報告 (2026/9/12開催)
9月12日(土)に、造血細胞移植看護基礎研修Ⅰならびに令和8年度 第2回造血幹細胞移植推進拠点病院セミナーを開催しました。
午前の看護基礎研修Ⅰには、事務局スタッフを含め、現地・WEB合わせて62名の方にご参加いただきました。また、午後の第2回拠点病院セミナーには、64名の方にご参加いただきました。
多くの皆さまにご参加いただき、会場では参加者同士が交流する場面も多く見られ、活発な意見交換が行われました。
看護基礎研修Ⅰ (9:00~12:00)
1 「移植概論」 東北大学病院 血液内科医師 小野寺 晃一
2「前処置に用いる抗がん薬の種類・特性」 東北大学病院 薬剤師 山田 稜
3「前処置中の全身照射と抗癌剤の管理」 東北大学病院 看護師 作山 佳菜子
4「感染予防のための環境整備」 東北大学病院 看護師 早川 由子
5「移植中の栄養管理と感染予防」 東北大学病院 看護師 蜂谷 菜穂子 / 管理栄養士 武田 みゆき
6「ドナーコーディネートと家族支援」 福島県立医科大学附属病院 造血細胞移植コーディネーター 安斎 紀 先生
今回の研修では、造血幹細胞移植に関する基礎的な知識からドナーコーディネートや家族支援まで、移植医療に携わる上で必要となる幅広い内容について学びました。受講者の皆さまからは、
「基礎的な部分から退院後の生活まで、患者さんをいち生活者として捉え、その人にとって何が必要なのか、何を必要としているのかを学ぶことができました」
「移植後フォローアップは担当の看護師に任せてしまっている部分が大きかったため、今回研修に参加させていただき、改めて学ぶことができました」
など、研修を通して新たな学びや気づきにつながったとのご感想を多くいただきました。
今回の講義内容は、後日eラーニングにて配信する予定です。
更新されましたら、HPでもご案内いたしますので、ぜひ日々の学習や業務にご活用ください。
第2回拠点病院セミナー (13:00~15:30)
同種造血幹細胞移植患者における退院支援
「第1部」造血幹細胞移植後の退院支援の実際と課題
1「東北大学病院における移植患者教育を通じた退院支援」 東北大学病院 看護師 蜂谷 菜穂子
2「移植後患者における退院後の在宅支援」 岩手医科大学附属病院 看護師 奥村 美郷 先生
「HHV-6脳炎後遺症を有する患者・家族支援」 岩手医科大学附属病院 看護師 田鎖 千尋 先生
3「在宅療養における移植後患者の看護の実際」あおいくま訪問看護リハビリステーション仙台 石田 奈緒巳 先生
各施設における退院支援の取り組みや、退院後の在宅療養について、それぞれの施設からご発表いただきました。
東北大学病院からは、『患者・家族のための造血細胞移植ハンドブック』を活用した退院支援について、岩手医科大学附属病院からは、実際に退院支援を行った事例をご紹介いただきました。患者さんご本人だけでなく、ご家族のことも考え、それぞれの患者さんに合った退院支援について、多職種でカンファレンスを行っていることも紹介されました。
訪問看護の石田様からは、在宅療養の現場における支援の実際や課題についてご発表いただきました。普段、病院内で患者さんを支援している私たちにとって、退院後の生活を支える現場について知ることができる、貴重な機会となりました。
「第2部」教育講演
「同種造血幹細胞移植における継続支援の実際と今後の展望」 国立がん研究センター中央病院 香取 佳美 先生
教育講演では、国立がん研究センター中央病院の看護師・香取様より、同院における退院支援の取り組みと今後の展望についてご講演いただきました。退院オリエンテーションの内容の均一化や質の担保、患者対応時間の確保を目的とした動画の作成や、LTFUポケットを活用した患者さんのセルフモニタリングの向上、スタッフの負担軽減など、業務におけるさまざまな課題に対して工夫を重ねている取り組みをご紹介いただきました。
日々の業務の中で生じる課題に対し、より良い支援につなげるための具体的な工夫を知ることができ、今後の退院支援を考える上でも大変参考となるご講演でした。
最後に
今回のセミナーが、移植後の患者さんとご家族への支援について改めて考え、今後の支援に活かしていただくきっかけとなりましたら幸いです。
セミナーのハンドアウトをご希望の方は、造血幹細胞移植推進拠点病院事務局までお気軽にご連絡ください。
E-mail: hct-seminar@grp.tohoku.ac.jp
TEL:022‐717‐7165
公開日:2026年9月16日


