カラダと地域のまんなかに 東北大学病院Webマガジン「へっそ」
漢方薬の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)には、黄耆(おうぎ)・人参・甘草(かんぞう)・大棗(たいそう)など元気を補う生薬、蒼朮(そうじゅつ)・陳皮(ち んぴ)・生姜などお腹の調子を助ける生薬、柴胡(さいこ)・升麻(しょうま)など元気を巡らせる生薬が含まれていて、全体でお腹の調子を整えつつ元気を補ってくれます。この漢方薬は、慢性閉塞性肺疾患における息切れなどの自覚症状、採血上の炎症や栄養状態の改善に有効となっています。