#24 歯科と構音障害

2020.08.14

顎口腔機能治療部 西村 壽晃

言語(発語)は人間にとって重要なコミュニケーション手段の一つです。「構音障害」は、発音・発声に関係する器官である口唇、舌、口蓋(上顎)などの疾患によりうまく機能せず、正常に言葉を発音することができない障害です。構音障害がある場合、その言語発達や発音状態を評価し、必要に応じて言語治療を実施します。また、舌小帯(舌の裏側のヒモ状の部分)異常や口蓋形態異常に起因した構音障害の精査を行い、必要な歯科的治療もします。小学校に設置されている「ことばの教室」や自治体の支援センターなどと連携して指導を行うこともあります。

11月24〜30日は
医療安全推進週間
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