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第23回 新春星陵落語 福寄席2024 ~笑いで健康をひきよせる~

2024.01.23

【開催概要】
■日時:2024年1月20日(土) 10:00〜11:30
■場所:東北大学病院外来診療棟待合ホール
■参加者:約50名
■参加費:無料
■演目:
[学生落語]東北大学学友会落語研究部 走励家 メロス
[東北弁落語]落語家 六華亭 遊花
[掛け合い]「笑いと健康」落語家 六華亭 遊花 × 東北大学病院副病院長、総合外科科長 亀井 尚
■主催:東北大学病院
■協力:東北大学学友会落語研究部

 

【イベントレポート】
1月20日(土)、からだの教室 第23回「新春星陵落語 福寄席 ~笑いで健康をひきよせる~」を開催しました。2024年最初のからだの教室は、5年ぶりに大好評企画の福寄席。申し込み開始から4日で定員に達し、ゲストにお招きした六華亭遊花さんの人気ぶりがうかがえました。当日は一般市民の皆さまと入院患者さんをあわせて約50名の方にお越しいただき、盛況に終了しました。

第一部は、落語の上演です。前座を務めたのは、東北大学医学部の4年生で、東北大学学友会落語研究部の走励家(はしれや)メロスさん。5年前に前座を担当した医学部の先輩から高座名を襲名し、2代目として高座にのぼりました。

演目は年の初めに人気の古典落語「初天神」。天満宮で行なわれる年の初めの祭りに出かけた父親と息子の絆を描いたお話です。将来は外科医を志す二代目メロスさん。子どもが飴や団子を食べる仕草を扇子でリアルに表現し、観客を魅了していました。

続いて一段と大きな拍手の中、落語家の六華亭 遊花(ろっかてい ゆうか)さんが登壇。東北大学病院で落語を披露いただくのは今回で3回目。新春にふさわしいようにと、艶やかなピンクのお着物をお召しくださいました。

岩手県遠野市出身の遊花さん。古典落語から創作落語まで幅広い演目を東北訛りで繰り広げ、老若男女に大人気の落語家です。今回は熟年夫婦の日常をコミカルに描き、「うちも一緒!!」と会場を笑いの渦に巻き込みました。

第二部は、当院の亀井 尚副病院長と遊花さんの掛け合いです。テーマは病院らしく「笑いと健康」。亀井 尚 副病院長が笑うことの健康効果には科学的根拠があることを紹介し、遊花さんもマスク生活で衰えがちな口角の上げ方をユーモアたっぷりに実演しました。

話しはいつの間にか、亀井副病院長夫婦のことに。「お互いの呼び名は?」「お正月は何してたの~?」など、遊花さんの突っ込んだ質問に亀井副病院長もたじたじとなりつつ、負けじと応戦。会場の皆さんも交えて、笑顔で夫婦円満でいる秘訣について考えました。参加者の方から「一緒にいるとうっとうしいけど、夫に先立たれてから本当にさみしい。今は友達を大事にしていて、今日も仲良し3人組で一緒にきました!」というご意見もあり、それに対して遊花さんも「1人では笑えないからね~。友達の存在は本当に大事!」と、改めて社会的つながりの大切さを再認識した掛け合いとなりました。

参加者の皆さんからは「いっぱい笑った!」「とても楽しく1年のスタートをきれて感謝!」などたくさんのご感想をいただき、大きな福を呼び寄せていただけたようです。

当院では、今後も本イベントの開催のほか、地域の皆さんと交流しながら、医療や健康について学び、考える機会を設けていく予定です。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。