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第19回 東北大学病院バックヤードツアー〜のぞいてみよう医療の現場2019〜

2019.08.08

【開催概要】

■日時:2019年7月28日(日)13:00〜15:30

■場所:東北大学病院

■参加者:抽選で選ばれた小学4年生から高校3年生 29名

■プログラム:

<第1部>おはなし

東北大学病院ってどんな病院?

<第2部>見学・体験ツアー

ビギナーコース(小学4年生~小学6年生):手術室・生理検査センター・薬剤部・屋上ヘリポート

エキスパートコース(中学1年生〜高校3年生):手術室・放射線治療室・技工室・屋上ヘリポート

■主催:東北大学病院

 

【イベントレポート】

7月28日(日)、第19回からだの教室を開催しました。夏休みの恒例企画となった、「東北大学病院バックヤードツアー〜のぞいてみよう医療の現場2019〜」です。

はじめに、神宮啓一広報室長より当院の歴史や役割について知ってもらう「東北大学病院ってどんな病院?」のおはなしがありました。


  • 神宮啓一広報室長のおはなし

東北大学病院について学んだ後は、ビギナーコースとエキスパートコースに分かれ、いよいよバックヤードツアーへ出発です。

手術室ではスタッフが手術時の室内を再現し、参加者のみなさんは、「執刀医」「器械出し看護師」「患者」など役割分担をして手術の流れを体験しました。また実際に手術で使用する器具に触れ、使い方についてスタッフにたくさん質問していました。


  • 手術中のスタッフの役割を知ろう!

  • これは何の道具?

ヘリポートでは、ドクターヘリの運行サポートを行うCS(運航管理担当者)からドクターヘリの役割や特徴、宮城県における現状についてのお話を聞いた後、実際に屋上ヘリポートに上がりました。


  • 運航管理室でCSのおはなしを聞こう

  • 屋上ヘリポート

エキスパートコースは、昨年完成した先進医療棟に移動し、放射線治療室を見学しました。最新の放射線治療機器のデモンストレーションを見学し、放射線治療科の神宮啓一教授より先進的ながん診療についての解説を受けました。

さらに、治療の装置などを製作する技工室を見学。3Dプリンターで技工物を製作する様子を見学し、3Dスキャナーの実機に触れました。シリコンで作られた技工物は、患者さんの肌色に合わせ血管など細部まで再現されていて、間近で見たみなさんはとても驚いていました。


  • 最新の放射線治療について学ぼう

  • シリコン製の技工物に触ってみよう

ビギナーコースでは、生理検査センターと薬剤部を見学しました。
生理検査センターでは、超音波(エコー)を使って体の中を映し出す仕組みについて学び、実際に装置を使ってゼリーの中の果物を観察しました。
薬剤部では、調剤室にて薬が患者さん一人ひとりのためにどのように作られていくのか薬剤師の仕事について学びました。その後はチョコレートを「お薬」に見立てて分包作業を擬似体験。自分で選び、量を決めた薬(チョコレート)を分包機にセットすると1回分ごとに分包されて出てきます。紙の薬袋に入れて完成。薬を患者さんに届ける流れを学びました。


  • エコー操作を体験しよう

  • チョコレートを使って分包体験

ツアー以外にもおたのしみが用意され、待合ホールには手術体験コーナーが登場。腹腔鏡トレーニングボックスを使って内視鏡手技の模擬体験を行いました。

普段はなかなか入ることのできない大学病院の裏側を探検し、参加者のみなさんからは「とても楽しかった」「医療職に就きたいという思いが強くなった」などたくさんの感想をいただきました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。