2025.08.22
【開催概要】
■日時: | 2025年9月27日(土)13:20~16:00 |
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■場所: | 東北大学病院 |
■対象: | 小学4年生~6年生 20名、中学・高校生 10名 合計30名(抽選) |
■プログラム: | <第1部>おはなし 東北大学病院ってどんな病院? <第2部>見学・体験ツアー 手術室、薬剤室、先端歯科医療センター、ヘリポート |
■主催: | 東北大学病院 |
【イベントレポート】
9月27日(土)、第26回からだの教室「東北大学病院バックヤードツアー〜のぞいてみよう医療の現場2025〜」を開催しました。今回は700名以上の応募の中から、抽選で選ばれた小中高生30名が参加しました。
手術室では、看護師から手術の流れや現場の緊張感のほか、医師、看護師、臨床工学士などたくさんの職種の医療者が携わるチーム医療の重要性などを学びました。無影灯の影ができない仕組みを学んだり、手術台に横になったり、パルスオキシメーターを装着したり、手術の際実際に使用するぺアンなどの器具に触れたりと、さまざまな体験をしました。
ドクターヘリとしては日本一高所にあるヘリポート。天候に恵まれ、全てのチームがドクターヘリを間近で見学し、搭乗体験をすることができました。エキスパートコースはヘリポートのほか運行管理室も見学しました。運行を担う東北エアサービス株式会社さんの説明に耳を傾け、ドクターヘリや救急医療について理解を深めました。
薬剤室では、薬剤師の案内で薬剤室を見学。薬剤師の仕事やさまざまな薬の種類があることを学びました。ビギナーコースはカラフルなコーティングチョコを薬に見立てて分包機での分包を体験。エキスパートコースは、お茶とうがい薬を混ぜる実験を行い、薬と飲料の飲み合わせについて学びました。
先端歯科医療センターでは、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士からそれぞれの仕事や役割、連携を学びました。昨年開設された治療室では、歯科医師から治療について説明をうけ、実際に使用されている高性能のデジタル顕微鏡を覗く体験をしました。デジタル口腔スキャナーコーナーでは歯科衛生士のデモンストレーションを見学し、技工室では、歯科技工士の手解きで石膏や歯の模型を用いた型取り体験をしました。
1F待合ホールには、内視鏡手技の模擬体験コーナーや東北大学病院オリジナル臓器スタンプコーナー、広報誌「hesso(へっそ)」のバックナンバーコーナーを設置しました。特に、内視鏡手技の模擬体験コーナーでは、ご家族そろって内視鏡下手術用の器具を使いモニターを見ながらおもちゃのミニ野菜を摘む体験を楽しみました。
参加者からは「普段は見られないところを見られて楽しかった」、「スタッフの説明が分かりやすく、実際に使ってみることができて感動した」「ガウンを着て何時間も手術する医者ってすごい」「自分も人の役に立つ仕事をしたいと思った」といったコメントが寄せられました。
東北大学病院では、今後も地域の皆さまと医療の現場をつなぐ機会を提供してまいります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。