NSTの歩み 20周年記念誌
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第74号2022年2月NNUUTTRRIITTIIOONN SSUUPPPPOORRTT TTEEAAMM NNUUTTRRIITTIIOONN SSUUPPPPOORRTT TTEEAAMM NNUUTTRRIITTIIOONN SSUUPPPPOORRTT TTEEAAMMほかに嚥下障害が出現する症状・所見としては下記が挙げられます。声がすれ・・・声帯麻痺による声門閉鎖不全気管切開・・・喉頭挙上制限、カフによる食道圧迫、気道感覚閾値上昇→誤嚥のリスク口が汚い・・・唾液分泌低下、舌圧低下、クリアランス低下呂律が回らない・・・・口腔期障害今回のテーマは「耳鼻科領域の疾患と栄養管理、リハビリテーションについて」です編集/伊関雅裕神山篤史笑奕小柴康利金小林実森山さや香馬場健太郎佐々木美奈佐々木麻美牧優治渡部千代渥美淑子田口雄也発行/東北大学病院NST広報係中咽頭癌Forestier病文責)耳鼻咽喉・頭頸部外科医師小柴康利互野亮喉頭浮腫声帯麻痺文責)リハビリテーション部言語聴覚士森山さや香TEL.7120FAX.7147嗄声気管切開できるだけ元気な状態で治療に専念できるよう一緒にリハビリ頑張りましょう♪TTOOHHOOKKUU UU..HH..ここれれららはは嚥嚥下下障障害害をを起起ここすす可可能能性性ががああるるののでで注注意意がが必必要要でですす。。気気ににななるる方方ががいいららっっししゃゃれればば、、ぜぜひひ耳耳鼻鼻科科ににごご連連絡絡くくだだささいい。。耳鼻科疾患の嚥下障害は多岐にわたります。今回は器質的疾患による嚥下障害を取り上げたいと思います。耳鼻科器質性疾患のリハビリテーション器質的疾患が原因となる嚥下障害は、炎症、腫瘍、感染など原因は様々。病歴から鑑別すると以下のようになります。急性:急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍、ウイルス性喉頭麻痺、頸部膿瘍、咽頭異物など慢性:悪性腫瘍、口腔・咽頭内腔の変形(喉頭蓋嚢胞、口蓋裂など)、頚椎の変形による通過障害(Forestier病)、声帯麻痺(肺癌、食道癌など)*器質的疾患には口腔咽頭所見や内視鏡検査、CTなどの画像所見が有用。内視鏡検査を用いることで脳神経麻痺からALSなどの神経変性疾患、声帯麻痺から肺癌や食道癌が診断されることもあります。・栄養管理のポイントまずは原因疾患の治療です。経口摂取が困難な場合はVE、VFにより嚥下機能の評価を行い、適切な食形態を決定します。経口摂取が長期に障害させる場合には経鼻胃管や胃瘻など使用します。また、頭頸部癌で術後に嚥下障害が想定される場合には、喉頭挙上術や輪状咽頭筋切除術などを併用して行う場合もあります。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*注意すべき症状手手術術ででもも、、放放射射線線治治療療ででもも、、化化学学療療法法ででもも、、様様々々なな症症状状がが出出まますす痛み運動制限筋力低下感覚低下構音障害咀嚼低下嚥下障害味覚障害ろろれれつつががままわわりりににくくいい!!痰痰ががよよくくかかららむむ!!食食事事中中、、鼻鼻水水ががででるる!!※こんな症状が出たら要要注注意意!!42ムムセセるる!!ややせせててききたた!!咳咳がが弱弱いい!!要注意ですででききるるだだけけ良良いい状状態態をを維維持持すするるたためめにに・嚥下体操・ペコパンダ・おでこ体操・ブローイング・咳の訓練・構音訓練・食材・摂取方法調整イ息こらえ嚥下、頸部回旋法、鼻つまみ、リクライニング位、など代代償償法法も有効な場合が多いです!リリハハビビリリををししまますす№№7744NST

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