NSTの歩み 20周年記念誌
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東北大学病院西7階病棟 看護師長11庄島 和世東北大学病院NST20周年、おめでとうございます。西7階病棟は食道外科、胃腸外科、血管外科、移植肝臓外科などを中心とした、総合外科病棟となっています。当病棟でNSTカンファレンスは、すっかり定着しコロナ禍であっても感染対策を講じながら、毎週多職種で行ってきました。NSTカンファレンスでは、患者さんの摂取カロリーが充足しているかなど患者さんの状態に合わせた栄養管理について、最新のデータをみて話し合っています。また当病棟にはベテランのNST専門療法士もいますし、相談しやすい栄養士さん達も頻回に足を運んでくださっています。そのため、栄養状態の悪い患者さんがいたときには、すぐに相談できるといった環境でもあり、スタッフはいつでも栄養に関しての知識を得ることができています。看護師はその知識を活かし、患者さんの栄養状態をしっかり確認してからカンファレンスに臨んでいます。多職種でカンファレンスを行うことは、患者さんの情報がリアルタイムに共有でき、早い対応ができるので患者さんにとってとても良いことであると感じています。私は昨年西7階病棟に異動となり、今更ですが栄養管理の重要性を学ぶことができました。もっと前からNSTを知っていれば…と後悔しています。この反省を活かし、これからも栄養管理の重要性をスタッフと共有し、患者さんに合わせた栄養管理を行い、早く元気に退院できるよう支援していきたいと思います。東北大学病院NSTが、更に発展しますことを願っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。「東北大学病院NST20周年記念誌」発刊に寄せて

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