• ホーム
  • 第16回 東北大学病院バックヤードツアー〜のぞいてみよう医療の現場〜

第16回 東北大学病院バックヤードツアー〜のぞいてみよう医療の現場〜

2018.08.28

【開催概要】

■日時:2018年8月4日(土)13:00〜15:30

■場所:東北大学病院

■参加者:抽選で選ばれた小学4年生から60代までの29名

■プログラム:

<第1部>おはなし

東北大学病院ってどんな病院?

<第2部>見学・体験ツアー

ビギナーコース(小学4年生~中学3年生):手術室・生理検査センター・薬剤室・屋上ヘリポート

エキスパートコース(高校1年生以上):手術室・放射線治療室・第一種感染症病室・屋上ヘリポート

■主催:東北大学病院

 

【イベントレポート】

8月4日(土)、第16回からだの教室を開催しました。今回のテーマは「東北大学病院バックヤードツアー~のぞいてみよう医療の現場~」です。

はじめに、八重樫伸生病院長より当院の歴史や役割について知ってもらう「東北大学病院ってどんな病院?」のおはなしがありました。

 


  • 八重樫伸生病院長のおはなし

東北大学病院について学んだ後は、ビギナーコースとエキスパートコースへ分かれ、いよいよバックヤードツアーへ出発です。

手術室では、スタッフが手術時の室内を再現し、手術中のスタッフの役割や使用する器具について解説しました。また、手術中に使用する手袋の装着を体験し、器具にも触れることができました。


  • 手術中のスタッフの役割を知る

  • 器具についてスタッフに質問!

ヘリポートでは、ドクターヘリの見学をした後、運行サポートを行うCS(運行管理担当者)からドクターヘリについて、役割や特徴、要請から出動までの流れなどのお話がありました。

ツアー中、出動要請があり、見学が中止となってしまうコースもありましたが、参加者のみなさんのご理解のもと、ドクターヘリは滞りなく出動することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。


  • ドクターヘリを見学

エキスパートコースでは新しく完成した先進医療棟の放射線治療室と第一種感染症病室を見学。

放射線治療室では、最新の放射線治療機器と東北地方では初めての導入となる位置あわせ装置を見学し、放射線治療科の神宮啓一教授より先進的ながん診療について解説がありました。

第一種感染症病室では、感染症を広げないための滅菌装置や空調といった特殊な装置が備わっている病室を見学。スタッフが第一種感染症の患者さんが運ばれてきた際のスタッフの役割などの解説をした後、感染対策の基本である手指衛生を体験しました。


  • 放射線治療機器を間近で見学

  • 第一種感染症病室内でのスタッフの役割を学ぶ

ビギナーコースでは生理検査センターと薬剤室を見学。

生理検査センターでは、スタッフがフルーツゼリーにエコーをかけ、モニター上に果物がどのように映し出されるのかを確認した後、エコーの操作を体験しました。

薬剤部では、調剤室を見学した後、色とりどりのコーティングチョコレートを薬に見立て、分包体験に挑戦。組み合わせを考え、分包機にセットすると一包ずつ分包された“薬”が出てきます。その“薬”を薬袋に入れ完成。患者さんの手元へ届くまでの流れを学びました。


  • エコー操作を体験

  • チョコレートを使って分包体験

ツアー以外にも、待合ホールでは手術体験コーナーもあり、腹腔鏡トレーニングボックスを使った内視鏡手術の模擬体験や手術で実際に使用するヘッドライトの装着体験、スクラブや手術ガウンの試着体験ができました。


  • 内視鏡手術の模擬体験

普段なかなか見ることのできない病院の裏側を見学・体験することができ、参加者のみなさんから「参加して良かった」とたくさんの感想をいただきました。

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。