#5 カリフラワー

2015.03.18

今回は「カリフラワー」のお話です。

カリフラワーは、11月から3月が旬で、ブロッコリーと同様に花と蕾(つぼみ)の集合体である「花蕾(からい)」を食べる野菜です。ブロッコリーと共にアブラナ科の野菜ですが、カリフラワーはキャベツの変種ともいわれており、キャベツにより近い栄養成分を含んでいます。

その代表的な栄養素はビタミンCで、可食部100gあたりの含有量はキャベツの約2倍です。ビタミンCは風邪のウィルスの働きを抑えるので、冬の風邪対策にもうれしい野菜です。また、コラーゲンの合成を促進し、メラニン色素を防いでくれるので、美肌対策にも有効です。栄養素以外でも、発がん性物質を抑える働きのある含硫化合物のアリルイソチオシアネートを含み、豊富なビタミンCの効能とあわせて、がん予防効果が注目されているようです。

カリフラワーの甘味成分は、花蕾より茎の部分に多く含まれるので、捨ててしまわず上手に利用しましょう。調理のポイントはカリフラワーを白く茹であげるためにたっぷりの熱湯に塩(0.5%の塩:1リットルに対して塩5gの割合) 、酢を加えることです。茹で時間は1分程度と短時間で大丈夫です。生でも食べられるカリフラワーですが、サラダやピクルスにする時は下茹でしてからの方が、味がしみこみやすくなります。

11月24〜30日は
医療安全推進週間
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