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東北大学病院

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感染管理室

室長あいさつ

室長 青柳 哲史

感染管理室は2000年7月に院内感染の予防と制御に関する専門部署として設置されました。2005年10月からは病院長直属となり、現在は感染制御医師、感染管理認定看護師、検査技師、薬剤師、事務職員が在籍し、連携して感染対策に取り組んでいます。活動としては、感染対策マニュアルの策定、薬剤耐性菌が検出された場合の当該部署への注意喚起と感染対策指導、各種サーベイランスの実施、院内ラウンド、アウトブレイク対応、職員教育、抗菌薬適正使用の推進(AST活動)、COVID-19患者対応など多岐にわたり、ICT(インフェクションコントロールチーム)を結成して、さまざまな職種・部署と連携しながら活動しています。
“感染宿主の多様化”、“原因微生物の進化と多様化”、“薬剤耐性菌の拡がり”、そして、“感染症が施設・社会の中で広がる可能性”、”グローバル化・ボーダレス化”などの要因により、施設、社会あるいは地球規模で感染症のリスクは高まってきています。病院内では、患者の高齢化に加え、先進医療に伴うさまざまな医療用デバイスの使用、抗癌化学療法を含めた免疫抑制剤の使用など、医原的要因による感染リスクが増大しています。そのため、院内感染対策は、専門性を有した医療従事者でチームを編成し、施設全体のリスクマネジメント業務として実践していく必要があります。
2023年5月以降、日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療体制が大きく変わりました。当院では、重症化が危惧されるリスク因子を有する患者や、他院では診療困難な基礎疾患を有する患者、重症患者、血液透析患者、妊婦、小児などの入院診療を担う医療機関に位置付けられております。現在、COVID-19で入院が必要な場合でも一般病棟内で診療を行っておりますが、当院のマニュアルを遵守したうえで診療を行うなど、感染を広げないよう対応を行っております。COVID-19は症状が軽微でも、状況によっては感染が施設内で拡大する可能性が高い疾患です。今後もCOVID-19への感染が疑われる患者さんの早期探知に関する仕組みや検査体制、面会者への対応などに関しましても病院会議等で協議を重ねながら体制構築に取り組んでまいります。
平時より、感染管理室では総合感染症科と密に連携しながらICT活動やAST活動などを行っており、東北大学病院における感染症に関する総合的マネジメント業務を実践するとともに、他の医療施設や保健所等と協力して広く地域の感染症診療・感染症対策への協力支援を行ってまいりました。感染症マネジメントは今や医療施設そして地域におけるトップリスクマネジメントです。今後、東北大学病院の医療の質の向上はもちろんのこと、我が国の感染症領域をリードする総合的な感染症マネジメント体制を構築したいと思っております。引き続き、感染対策へのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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