東北大学病院

English

文字サイズ

カラー設定

診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外・休診日 022-717-7024 ]

麻酔科

外来 外来診療棟A 2F
外来受付 Tel : 022-717-7760
独自webサイト 東北大学病院 麻酔科
対象疾患
全身麻酔および神経ブロックにより手術を要する疾患/集中治療管理を必要とする疾患/高度な全身管理を必要とする疾患/痛みを和らげる必要がある状態

麻酔科のご案内

対象疾患と診療内容

麻酔科学・周術期医学

 麻酔の三要素とは「鎮痛」、「鎮静」、「筋弛緩」であり、患者さんの不快感をなくして手術を行いやすくすることを目的としています。しかし、麻酔の目的はそれだけではなく、手術前後の全身状態を安定させることを通して、手術侵襲から体を守る役割を果たしています。これは術前から術後まで周術期全体の統一された全身管理があってこそで、麻酔科学とは神経・呼吸・循環・免疫・代謝・内分泌など臓器・組織の機能を安定させる学問として教育をしています。
 さらに、麻酔科医には患者さんの術前の不安をなくし、術後の鎮痛と早期回復にも主要な役割を果たすことが求められています。そのためリハビリテーション、心理学、人工臓器・臓器移植、遺伝学などの先端医療とも深く関わっています。臨床はもちろん、基礎医学、看護・保健学、医療工学を含めたあらゆる分野と横断的に臨床や研究が行われています。私たちは「麻酔科」という組織で周術期の全身管理を行うことで、質の高い周術期管理を実践しています。このことにより麻酔科医は、集中・救急医療、疼痛治療(ペインクリニック、緩和医療、無痛分娩、リハビリテーション)、基礎研究など様々な場面で活躍しています。

診療の特色

東北大学医学部麻酔科学教室は全国で2番目に開設され、集中治療部は国立大学では全国で初めて運営された伝統のある教室です。脳死肺移植、生体部分肺移植、生体部分肝移植、脳死心移植、脳死膵腎同時移植、脳死小腸移植、生体部分小腸移植、年間300件弱の心臓血管外科麻酔、食道癌手術、awake craniotomy脳腫瘍手術などの大手術の麻酔をコンスタントに管理できる、極めてレベルの高い麻酔科チームです。30床の集中治療部の管理も主に麻酔科で行っていることが手術室の麻酔を支えており、日々臨床症例が多彩で豊富です。

特殊麻酔

肺移植麻酔、心臓移植、肝移植麻酔、小腸移植麻酔、小児分離肺換気の麻酔や、ロボット手術の麻酔などの特殊麻酔など日々大学病院に相応しい大手術の麻酔管理を行っております。

研究

山内教授は、各種神経ブロックの技術と薬液の広がりについて研究を行っています。当院の患者さんへの最適な鎮痛方法を高いレベルで維持するためです。さらに、村上徹助教と小野ゆき子助手は痛みの評価、障害された神経への再生医療的アプローチの基礎研究も行っています。手術部の江島豊准教授は、効率的な手術室運営、手術モニタの分析、さらに高難度手術へのシミュレーションによる安全管理を看護師や臨床工学技士と連携して推進しています。ICU(現在の重症病棟部)の齋藤浩二准教授は急性呼吸不全に対する人工呼吸法の開発および薬物による治療、ARDSの診断法を基礎および臨床の両面から研究しています。外山裕章講師と齊藤和智助教は腎機能と免疫能への麻酔薬の影響、さらに麻酔薬や器具の物理的特性を検討することで、高難度手術への対応の中心となっています。杉野繁一助教は、周術期の吐き気についてゲノム関連研究を行い、基礎研究を推進しています。吾妻敏弘助教は重症患者における適切な鎮静について研究を行い、適切な鎮静の普及活動もしてます。戸田法子助教は抗がん剤の心筋への影響の検討、鈴木真奈美助手は適正で安全な無痛分娩への取り組みを行っています。以上の研究は大学院生・医局員が緻密に関連することで、科の中で情報を共有しながら推進しています。

年間症例数

(2015年)

全身麻酔管理症例数 4,958件
全手術件数 8,323件

(2016年)

全身麻酔管理症例数 5,171件
全手術件数 8,648件

※全身麻酔管理症例数:局所麻酔および歯科麻酔を除いた症例数

FAQ

 

Q1.麻酔とは何ですか?

麻酔(ますい)は手術を痛みなしに行うために絶対必要なものです。麻酔それ自体が100%安全とは言えないものの、麻酔なしに安全に手術を行うことなど不可能です。一体麻酔とは何でしょう?
麻酔には大きく分けて、局所麻酔(きょくしょますい)と全身麻酔(ぜんしんますい)の2種類があります。全身麻酔とは患者さんに眠ってもらい、その間に手術をする方法です。一方、局所麻酔は患者さんは眠らずに痛みを感じる神経だけが一時的に麻痺(まひ)された状態で手術を行う方法です。麻酔科医は麻酔を専門にする医者であらゆる麻酔法に精通しています。
どのような麻酔を行うかは、手術の種類や患者さんの体の状態、患者さんの希望などをもとに、主治医と相談して麻酔科医が決めます。麻酔のスペシャリストとして、麻酔科医は患者さんが安全かつ快適に手術が受けられるように日夜努力しています。

Q2.全身麻酔って、どんなもの?

全身麻酔は、手術の間だけ深く眠り、痛みを感じなくする方法です。
はじめに点滴から麻酔薬を流して、眠っていただきます。
全身麻酔中は呼吸が弱くなるため、完全に眠ったところで、指の太さほどのチューブを口から気管に入れて(気管内挿管:きかんないそうかん)、呼吸を補助します。
手術中はガスの麻酔薬(吸入麻酔薬:きゅうにゅうますいやく)または点滴からの麻酔薬を流しつづけます。手術が終わって麻酔薬を止めると目が覚め(手術の種類や患者さんの状態によって目が覚めるまでの時間は違います)、気管に入れたチューブを抜いて病室に帰ります。手術後数日間のどが痛かったり、声がかすれることがあります。
心臓や胸部の大きな手術の後など、数日間チューブを入れたまま過ごす場合もあります。

Q3.局所麻酔って、どんなもの?

局所浸潤麻酔(きょくしょしんじゅんますい)は、神経を一時的に麻痺(まひ)させる薬(局所麻酔薬:きょくしょますいやく)を、手術をする場所に直接注射して痛みをなくす方法です。体への負担が軽い麻酔法ですが、大きな手術を局所麻酔だけで行うことは出来ません。痛みをとりきれなかったり、薬の量が多くなると中毒の危険があるためです。歯医者さまの麻酔がこれです。
その他の局所麻酔には、局所麻酔薬を背骨にある太い神経のまわりに注入し広い範囲の痛みをなくす方法があります。具体的には硬膜外(こうまくがい)麻酔脊椎(せきつい)麻酔などと呼ばれます。

Q4.硬膜外(こうまくがい)麻酔とは何ですか?

局所麻酔の一種で、首から下のあらゆる部分の手術に使える方法で、全身麻酔や脊椎麻酔と併用して使うことが多い麻酔です。脊椎麻酔と同様に横向きで背中を丸めた格好で背中に針を刺して、直径1mm程の細いビニールの管を入れます。管から麻酔薬を入れると手術する辺りだけが痛みを感じなくなります。管が入っている限り何回でも薬を入れられますから、長時間の麻酔も可能です。
手術後は同じ管から痛み止めを持続的に注入して痛みを軽くします。手術後の体の回復を早める効果もあると言われています。昭和天皇のお腹の手術の時に、東大の麻酔科医も使いました。この管は必要なくなったら引っ張るとすぐ抜けます。

Q5.脊椎麻酔とは何ですか?

局所麻酔の一種で、へそから下の手術によく使われます。横になって背中を丸めた格好になっていただいて、腰から注射をします。薬が効いてくると下半身がしびれて痛みを感じなくなります。3時間程度は手術が可能です。足のしびれは長いときで6時間程度続きます。盲腸の手術(正しくは虫垂<ちゅうすい>切除)の時に腰から注射をされたという方はこの麻酔の経験者です。
脊椎麻酔のあと稀にですが頭痛が起こることがあります(脊椎麻酔後頭痛:せきついますいごずつう)。この頭痛は起きあがるとひどくなり、横になると楽になるのが特徴です。日が経つにつれ徐々によくなりますが、痛みが強くて大変なときは麻酔科にご連絡ください。

Q6.手術前・手術中・手術後…実際のながれは?

全身麻酔の患者さんを例に麻酔の大まかな流れをご説明します。

(1)手術前
担当の麻酔科医が手術の前に訪問し、診察と麻酔の説明をします。この時、ぜんそくや、心臓病、アレルギーなどの病気がないかどうか、過去に受けた麻酔や手術で変わったことはなかったか、今どんな薬を飲んでいるかなどをお聞きします。また手術を受けた血縁者(両親・兄弟など血のつながりのある方)で麻酔に関して変わったことがなかったか、わかる範囲で調べておいてください。これらをふまえて、麻酔科医はあなたの体の状態をよく把握し、手術日までの過ごし方や食事の制限、麻酔の方法、麻酔中や手術後に起こりうること、痛みのことなどについてご説明します。10歳以下のお子さまの場合には、術前訪問時にできるだけ保護者の方が患者さんといっしょにいてくださるようお願いいたします。

(2)前日~当日朝
指示された時間以後の飲食はしないでください。お子さまの場合は保護者がよく気をつけてあげてください。胃の中に消化されていない食物が入ったまま麻酔がかかると、食物が胃から逆流して気管に入り肺炎や窒息(ちっそく)の原因になることがあるからです。前日の夜は、ご家族などと長話をすることは体力を消耗して良くありませんので規定の時刻に眠るようにしてください。緊張で眠れない方には睡眠薬をのんでいただいて、たっぷり眠っていただきます。手術室に行く前に、麻酔準備の薬を飲んでいただいたり注射が行われたりします。この後、頭がボーッとしたり、のどが渇いたりします。立って歩いたりせずに安静にしてお待ちください。

(3)手術室
移動用ベッドにのって手術室へ入ります。手術室の中では、はじめに血圧計や心電図などの機械を体に装着し、点滴の注射をします(あらかじめ病室で行うこともあります)。お腹や下半身の手術を受ける方は、この後、背中から直径1mm程のビニールの細い管を入れます(硬膜外麻酔)。手術の後の傷の痛みを取るための管です。ベッドの上で横向きになって背中を丸める多少きゅうくつな格好になっていただきます。看護師や医師の指示に従ってください。
いよいよ、全身麻酔の開始です。点滴からお薬を入れると、あなたは速やかに眠り、手術が終わるまで何も知らないで過ごし、手術が終わって10~20分後には目を覚まします。あなたは気持ち良く目を覚ましたことに驚かれることでしょう。そして、もう手術が終わってしまったことを知って更にびっくりされるでしょう。そうです!もう手術は終わってしまったのです。しかし麻酔科医はあなたの眠っている間そばに付き添い、心臓の働きや血圧、呼吸状態を監視し、栄養の補給を行い、必要に応じて検査をしたり、薬を用いたり、輸血をしたりして、あなたの全身状態を良好に保つよう細心の注意をはらっています(全身管理といいます)。

(4)手術後
手術室内の回復室であなたの体の状態が安定したことを確認してから、病室にもどっていただきます。なお手術の種類やあなたの体の状態によっては、(S)ICU(集中治療部)で数日間を過ごしていただくことがあります。そこではICU専属の麻酔科医が、主治医とともに、ひきつづき全身管理を行います。
病室に戻ってから痛みや吐き気がひどい場合、痛み止めや吐き気止めを用意します。主治医、看護師、または術後訪問に行く麻酔科医に遠慮せず症状を教えてください。

(5)最後に
麻酔に関してご質問やご要望がございましたら、担当麻酔科医におっしゃってください。あなたが充分に理解と納得をされた上で手術にのぞまれ、安全かつ快適に手術を受けられるよう、私たち麻酔科医は願っています。

Q7.麻酔科医からのおねがい!

あなたの麻酔がスムーズにいくように次の事柄を守ってください。

  • 指示された時間以後の飲食は絶対にしないでください(これを守らないと麻酔中に吐いて重症の肺炎を引き起こすことがあります。誤嚥性肺炎<ごえんせいはいえん>といって通常の肺炎よりはるかに治療が困難なものです)。
  • 気管支喘息のある方はあらかじめ医師や看護師に申し出てください(まれに手術中に喘息の発作を引き起こし、手術の続行が不可能になることがあります。あらかじめ喘息があることを知っていれば、ある程度の予防や早期の治療が可能です)。また、局所麻酔薬(歯科の治療等にも使用します)、抗生物質(化膿止めと言われる薬)、ピリン剤(熱さまし、痛み止めの薬)などの使用でショックなどの異常反応を起こした経験のある方も申し出てください(全身麻酔には、麻酔薬を含め、様々な種類の薬を使用します。以前異常な反応を起こした薬剤や、よく似た薬の使用を避けることはもちろんのこと、まんいち異常な反応が起きたときには速やかな対処をいたします)。
  • 以前に手術を行ったとき、高熱があったり、嘔気、嘔吐がひどくて手術を中止したことがあった、あるいは麻酔後肝臓を悪くしたり、黄疸(皮膚が黄色くなること)が現れたことがあった方もお知らせください。同様のことがご家族、血縁者にあった方も申し出てください(麻酔中の高熱は、悪性高熱症といって、麻酔の合併症の中で最も危険で、治療が困難なものです。原因は不明で、血縁者に遺伝する可能性があります。しかし、発生は稀で数万から数百万人に一人と言われています)。
  • はずれる入れ歯は必ずはずしてください。また、ぐらぐらしている歯、抜けない差し歯があるときはその旨申し出てください(麻酔終了時などに、無意識にかみしめて、折れたりすることがあります)。
  • クリーム、口紅、頬紅、マニキュア、ペディキュアなどは全部落として来てください(くちびるや顔の色、爪の色などは、麻酔中のあなたの全身の状態を知らせてくれる大事なサインです)。
  • 時計、指輪、イヤリング、ヘアピン、金属のついた髪飾りなどは、はずしてください(手術中、感電や火傷を引き起こす危険があります)。
  • 手術室へ行く直前にあなたの緊張を緩和するため少量の薬剤が注射されます。この後、多少眠気を覚えたり、のどやくちびるが乾いたり、動悸を感じることがありますが心配いりません。注射をした後は、会話などせず、安静に寝ていてください。

    麻酔から目を覚ますとき「目を開けてください」とか「手をあげてください」とか大きな声で呼びかけますが驚かずに指示に従ってください。

  • 全身麻酔の後数日の間、声がかすれたり、のどに違和感や痛みが残ることがあります。これは、手術中のどに管を入れて呼吸の補助をしていたために起こるものです。一週間以上たっても良くならないときは、医師や看護師に申し出てください。
  • 小さいお子さまには、ご両親よりわかりやすく説明してあげてください。
Q8.麻酔や手術に関わるリスク

手術そのもの、出血、麻酔薬などによって、患者さんのからだ(特に心臓、肺、肝臓、腎臓などの大切な臓器)にはいろいろな負担がかかります。ぜんそくや心臓病、糖尿病、高血圧、肝臓病、腎臓病などの病気をもっている方、脳卒中や心筋梗塞(しんきんこうそく)になったことのある方などは、さらに注意が必要です。一見健康そうな方に、こうした合併症がかくれている場合もあるので、手術の前にいろいろな検査を行ってチェックをします(術前検査:じゅつぜんけんさ)。安全を期すために検査を追加したり、手術が延期される場合もあります。
術前の禁煙はとても重要で、8週間以上の禁煙が必要です。手術決定までそれほど間がない場合、8週間ではなくても、少しでも長い期間の禁煙が、術後の回復に良い影響を与えます。喫煙中の方破綻などの分泌物が増え、術後肺炎の原因にもなります。
歯のぐらつききのある方、抜けそうな不安のある方には、術前に歯のプロテクターを作成しますので、主治医の先生にお申し出ください。


手術中に使う薬(麻酔薬など)に対して、予期せぬ過敏な反応を示す患者さんも中にはいらっしゃいます(アレルギー反応)。麻酔薬によって高い熱を出し、長期の集中管理を必要とする体質の方もいます(悪性高熱症)。血のつながった人の中に、このような体質の方がいらっしゃる場合は、必ず主治医や麻酔科医にお知らせください。
合併症のある方、アレルギー体質の方、脳卒中や心筋梗塞になったことのある方、過去に受けた麻酔や手術で変わったことがあった方などには、より慎重な麻酔の準備を行うために、あらかじめ麻酔科外来を受診していただくことがあります(術前相談<じゅつぜんそうだん>といいます)。

全身麻酔では、気管に入れたチューブや麻酔ガスの影響で、手術の後にのどが痛くなったり声がかすれたりすることがありますが、たいていは2~3日で回復します。声のかすれは、手術中の姿勢や手術そのものによって起きることもあり、回復に数週間かそれ以上かかることもあります。
たばこを吸う方は痰(たん)が多くなりがちで、手術中や手術の後の肺の異常が多くなります。できれば手術の2週間以上前からの禁煙をおすすめします。
かぜなどで発熱、せき、痰(たん)がひどいときは、手術中や手術後の合併症の危険が大きくなります。急を要する手術はしかたがありませんが、通常は手術を延期するほうが安全だといわれています。
歯がぐらぐらしている方、歯ぐきがやせている方、あごの小さい方では、チューブを気管に入れる操作の時に歯がかけたり取れたりする危険があります。
手術によっては、長い時間、同じ姿勢をとることによって、しびれや痛みが残ることがあります。たいていは数日間でなおりますが、まれに回復に数週間以上かかることもあります。
血が止まりにくい人に硬膜外麻酔などの局所麻酔を行うと、まれに神経の近くに内出血し、神経が圧迫される危険があります。また局所麻酔用の針がたまたま神経に触れたりすると、痛みやしびれがしばらく続くことも非常にまれにあります。また神経の近くに入れたチューブに沿ってバイ菌が入り込み、痛みやしびれを起こすことあり得ます。麻酔がきれた後も手術の傷とは無関係と思われる場所に痛みやしびれを感じるようでしたら、看護師、主治医、または麻酔科医にご相談ください。

Q9.悪性高熱症とは何ですか?

発生頻度は全身麻酔約60,000に1例、20代男性では全身麻酔約11,000に1例。主にガスの麻酔薬(吸入麻酔薬:きゅうにゅうますいやく)で発症し、高熱や頻脈(脈が異常に速くなること)、不整脈(脈が不規則になること)などが進行して死に至る非常に恐ろしい病気です。死亡率は約20%と高率です。発病したら即座に麻酔を中止し、100%酸素の投与、呼吸と循環の早期集中管理が救命に必要です。ダントロレンという特効薬があります。悪性高熱症は遺伝することがありますから、血縁の方で全身麻酔で高熱が出た方がいる場合は必ず麻酔科医にお話ください。

Q10.麻酔科医は毎日麻酔だけしているの?

麻酔科医はこのように手術中の麻酔を行うのみならず、重症患者の治療(集中治療)を各科の医師と協力しながら行ったり、痛みの治療(ペインクリニック)や救急患者の蘇生など多くの仕事をしております。

リンク

東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座麻酔科学・周術期医学分野

日本麻酔科学会

日本集中治療医学会

日本ペインクリニック学会