東北大学病院

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休診日:土・日・祝・年末年始12/29-1/3

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輸血・細胞治療部

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【外来】外来診療棟B 1F

部長あいさつ

 わが国においては、適正な輸血を行うための指針として、「輸血療法の実施に関する指針」や「血液製剤の使用指針」が厚生労働省から提示されています。また、改正薬機法および「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律(血液法)」の施行による法的な整備が進み、国および日本赤十字社による安全な血液製剤の安定的供給のための体制の構築が進んでいます。輸血・細胞治療部門としましては、各種指針に基づいて、東北大学病院における輸血管理体制を整備し、医療機関の責務として血液法に謳われている血液製剤の適正使用の推進と安全な輸血医療に取り組むとともに、細胞治療の分野においても、積極的にその役割を果たしていきたいと考えております。

部長 張替 秀郎

部の特色

 輸血・細胞治療部スタッフは、専任医師(日本輸血・細胞治療学会認定医)1名、専従臨床検査技師9名(うち5名が認定輸血検査技師)、看護師3名(学会認定・自己血看護師1名、造血細胞移植コーディネーター(HCTC)2名)、細胞プロセッシングセンター(CPC)担当1名です。業務としては、輸血検査・製剤管理、自己血採血及び自己フィブリン糊作製・同種クリオプレシピテート(同種クリオ)院内調製、および細胞プロセッシングが主であり、輸血検査は専従技師による24時間体制(交替勤務)で行っています。HCTCは、当院血液・免疫科および小児科で行う造血幹細胞移植患者・ドナーのコーディネートを行っています。

 輸血検査担当は、血液型や交差適合試験をはじめとする輸血検査、適合血検索、血液製剤の保管管理および出庫、自己血採血の保存管理および出庫、輸血副作用調査等を行います。必要十分な製剤の迅速な手配を行いながら1本でも廃棄血を減らすべく努めています。平成23年にはISO15189を取得し、さらなる検査の品質向上を目指しています。

 自己血輸血を積極的に推進しており、学会認定・自己血輸血責任医師と自己血看護師が協同し安全な自己血採血を行い、診療科の要望に応じ自己FFPから自己フィブリン糊を作製し手術時に出庫しています。
 また当院は多発外傷や産科的DICを伴う大量出血症例が集約され、体外循環を用いた心臓血管外科手術や臓器移植の件数も多いため、大量出血に伴う低フィブリノゲン血症の効率的な改善目的で、日赤FFP-LR480からABO各型の同種クリオを院内調製し(図1)、必要時に提供しています。

 細胞プロセッシング担当は、アフェレーシス採血された自己・同種末梢血幹細胞やドナーリンパ球の調製保存と品質管理、ABO血液型不適合骨髄からの赤血球・血漿除去、移植用臍帯血の検査と保管管理、造血幹細胞の測定(CD34、コロニーアッセイ)等を行っています。平成23年6月より、骨髄バンクの非血縁者ドナー末梢血幹細胞採取(および移植)認定施設となっています。

 また文部科学省橋渡し研究支援推進事業により整備されたCPC(図2)の管理運営を平成24年度より担当しており、CPCでは治験薬GMPに沿った細胞・再生医療製剤の製造が可能です。造血細胞の調製保存や、移植に用いる膵島の分離等に使用されており、院内の細胞治療のみならず、学外を含めた橋渡し研究や臨床研究を支援する体制が整備されています。


図1 同種クリオ

図2 細胞プロセッシングセンター内作業風景