東北大学病院

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保存修復科

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【病棟】東病棟 10F 【外来】外来診療棟C 5F 【外来受付電話番号】022-717-8337

科長あいさつ

 平成25年4月1日付けで口腔修復系診療科保存修復科科長を拝命しました齋藤正寛です。歴史有る東北大学保存修復科の発展ため、一層努力する所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

 保存修復とは、国民の殆どが罹患する歯科の2大疾患である「むし歯」で崩壊された歯を抜かずに保存し、修復する治療を担当する診療科であります。この保存修復は、歯科材料の進歩により、むし歯で崩壊された歯を機能的に修復するばかりでなく、審美的な治療技術として発展を遂げてきた分野です。これらの治療はもとより、当科では歯内療法(歯髄の治療)、歯周病治療も加え一口腔単位で治療を行っております。また、金属アレルギーを対象とした外来も実施しており、今後は各診療科と連携して全身疾患に対応した保存治療を積極的に取り組んでいきます。

 当科では、従来技術である歯を極力削らないミニマルインターベンションの概念に基づいた診断、予防、修復治療に加え、セラミック材料を用いた審美修復を実施していきます。具体的には、様々な材料を用いて変色歯の治療からホワイトニング、天然の歯に近い色彩の材料を用いた修復治療まで、幅広く手がけております。また、金属アレルギー外来では、アレルゲンの同定からアレルギーを起こさない材料による再治療も実施しております。

 また、従来の保存治療に加え、再生医療を含む先端医療を提供できる体制をめざしています。そのためには、従来の保存修復における病因論、治療技術に加え、再生医療の基礎知識を融合させた新たな治療体系の構築を検討しております。今後は、卒後研修から大学院の教育を通して、基礎医学の知識を持ち備え再生医療の実用化に対応しうる歯科医師の育成をめざしています。

 当科では地域医療機関と密接に連携をとり、質の高い医療を提供できる体制つくりもめざしております。特に遺伝性疾患を含む全身疾患において、むし歯、歯髄炎、根尖歯周炎および歯周炎に対して継続的な口腔管理を必要とするケースに関しても積極的に対応できるよう努力する所存であります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

教授 齋藤 正寛

対象疾患と診療内容

対象疾患

 むし歯等で欠損を生じた歯の修復、審美的な修復材料を用いた審美修復、変色歯の漂白、歯科用金属アレルギーの検査と診断、歯の移植治療を行います。

治療内容

1) むし歯の治療

 歯科用の合金を用いた鋳造修復を行います。接着性歯科用セメントを用いて歯に強固に接着させます。(使用する金属の種類によっては、私費扱いになるものがあります)

術前

メタルインレーによる修復

 歯の色に近い色調の接着性コンポジットレジンによる修復を行います。修復物が脱落しにくいように強力な接着材を使用します。

術前

コンポジットレジンによる修復

2) 審美修復

 コンポジットレジンインレーやハイブリッドレジンインレーによる審美修復治療を行います。(使用する材料の種類によっては、私費扱いになるものがあります)

術前

レジンインレーによる修復

 変色歯を漂白し、自然な色調の歯に復元します。(この治療法は、私費扱いになります)

術前

漂白処置後

3) 金属アレルギーの検査

 歯科用金属による金属アレルギーが疑われる場合、パッチテストによる金属アレルギー検査を行います。(この検査は、私費扱いになります。また、口腔内の金属を撤去した後に使用するセラミック等を用いる修復方法の多くは私費扱いになります。)

金属アレルギー検査に用いるパッチテスト試薬

パッチテストによる金属アレルギー検査

診療の特色

硬組織疾患の治療

 当科では虫歯等によって生じた硬組織疾患の治療を主に行っていますが、治療後の予後をより良くするための治療方法についての研究を主に行っており、この研究成果を臨床術式に生かした治療を行っています。

審美修復

 審美修復における診療内容は、ホワイトニング(変色や着色によって色が変わってしまった歯の漂白)、歯面コーティング(変色歯の表面に自然な色調のレジンを塗布することにより、変色歯の色調を目立たなくさせます)、歯肉のメラミン色素除去や審美修復材を用いた歯冠修復(レジンインレー、オールセラミックジャケット冠、ラミネートベニア等)などが中心となっております。

全身疾患を伴う保存治療

 当科では遺伝性疾患を含む全身疾患において、継続的な口腔管理を必要とするケースに関して、むし歯、歯髄炎、根尖歯周炎および歯周炎の治療および口腔ケアを行っています。これらの治療を介して、全身疾患を有する患者さんの口腔機能維持を介したQOLの向上を目指します。

年間症例数

コンポジットレジンインレー 年間30症例
ハイブリッドレジンインレー 年間70症例
漂白 年間患者数70名、症例数約420症例
金属アレルギー検査 年間80症例

診療科より皆さまへ

 当科では、むし歯で失われた歯の機能を回復させる治療を、最新の材料と機器を用いて安全に提供できるよう心がけております。また、医科と密接に連携することで、様々なご病気をお持ちの患者さんのむし歯治療にも対応できるようにしております。
 むし歯に関する治療は、お気軽に担当医にご相談ください。

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