NSTの歩み 20周年記念誌
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東北大学病院西8階病棟 看護師長12石崎絵里佳東北大学病院NST発足20周年、誠におめでとうございます。私の所属する西8階病棟は、消化器内科の診療病棟です。当病棟の入院患者さんは「食べる」ことに必要不可欠な、消化器官に異常を来しています。治療上の消化器官の安静や、疾患の症状によって「食べる」ことができない方や、たとえ食べることができても、栄養として吸収できない方もいます。そのため、様々な角度から栄養管理について考えていく必要があります。 毎週の病棟NSTカンファレンスでは、医師や看護師、栄養士、薬剤師がそれぞれの意見を出し話し合うことで、患者さんの栄養状態の維持または改善を図ることができています。絶食中の補液内容や栄養評価もですが、患者さんの「食べる」ことに対して多職種で支援していくチーム医療の大切さを、スタッフは学ぶことができていると感じています。そして、NSTと連携していくことで、栄養管理についての知識を取得し、質の高い看護を提供することができるのではないかと考えています。消化器内科の患者さんは自宅に帰っても、自分の状態に合わせた食事をとらなければなりません。入院中だけでなく、退院後も「食べる」ことを支援し、患者さんとその家族がその人らしく、少しでも豊かな生活を送っていけるようにするにはNSTとの連携が不可欠です。これからもNSTのお力添え、何卒よろしくお願い致します。東北大学病院NSTの、今後の益々の発展を祈念しております。「東北大学病院NST20周年記念誌」発刊によせて

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